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肌に付いた『瞬間接着剤』ティッシュで拭き取らないで!火傷のリスクも...「えっ怖っ」

  • 2024.10.13

ネイルの接着や工作をするときなどに使用する瞬間接着剤。すぐに固まって便利なので、使ったことがある人は多いのではないでしょうか。もしが瞬間接着剤が手についてしまったとき、どうしていますか?

瞬間接着剤をティッシュで拭き取ろうとしてしまうかもしれませんが、実は危険な行為かもしれません。その理由を独立行政法人国民生活センター公式サイトを参考に解説します。

手に接着剤がついたら要注意!

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つけ爪を着けようとする女性が、はみ出た接着剤をティッシュで拭こうとしていました。それを見たパートナーが「ちょっと待って!あぶない!」とストップをかけます。

実は、接着剤の中には、ティッシュや布と反応して発熱する成分が含まれているものがあるのだとか。なぜそんなことが起こるのでしょうか?

つけ爪やモノを短時間で接着させるために用いられる瞬間接着剤の主成分には、一般的にシアノアクリレート系の物質が使用されています。シアノアクリレート系の物質は、空気中や接着面の水分と反応して重合し硬化する際に反応熱が発生します。特に、ティッシュペーパーや布などに染みこんで表面積が拡大すると、化学反応が急激に進み大きな反応熱が発生することがあり、その部分に触れるとやけどをするおそれがあります。

再現テストによれば、ティッシュや衣類に瞬間接着剤を染み込ませると、170℃近くまで温度が上昇したとのこと。すぐに固まるため、発熱して慌てて剥がそうとしてもなかなか取れません。その結果やけどしてしまう可能性があります。

接着剤が肌についてしまったら、拭くのではなくぬるま湯でもみ洗いするようにしましょう。今までやけどをしなかった人も、これからは気をつけて使用するようにしたいですね。

作画:加藤みちか(@michika_haha

参考:独立行政法人国民生活センター「瞬間接着剤の使用によるやけどに注意-つけ爪用接着剤にも使用されています-」

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