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元祖チャイドル・野村佑香さん(40歳)「ブラックだった芸能の現場でも、普通の子でいられた」理由とは

  • 2024.7.15

1990年代前半の“チャイドル”ブームを牽引し、「日本一忙しい小学生」と言っても過言ではない日々を過ごしてきた女優・野村佑香さん。当時は女優として人気ドラマシリーズ「木曜の怪談」などに出演する傍ら、ファッション雑誌『ニコラ』で同世代の女の子たちのファッションリーダーとしても活躍。身の回りの大人たちや世間からは一目置かれながらも、学校では「いたって普通の子供だった」と語ります。40歳となった今だから話せる仰天エピソードや学業との両立、激動の生活の中でも自分を保てていた理由など、美ST ONLINEでたっぷりとうかがいました!

お話を伺ったのは…野村佑香さん(40歳)

《Profile》

1984年3月20日生まれ。神奈川県横浜市出身。3歳でモデルデビューし、10歳で映画『仮面ライダーJ』で俳優デビュー。その後TBSテレビドラマ「パパ・サヴァイバル」、フジテレビドラマ「木曜の怪談 怪奇倶楽部」をはじめ数々の人気ドラマ、映画、舞台、バラエティ番組、CM等で活躍。趣味は読書、バレエ、ジャズダンス。現在は二児のママ。Instagramアカウント@nomuyuu

多忙すぎたチャイドル時代。憶えているのは芸能も学校も”楽しかった!“ということ

今年で40歳になりました。3歳からモデルを始めたので、芸能生活は37年目に。「チャイドル」と世間の方々から言っていただいていた当時はとにかく忙しくて、あまり憶えていないこともあるのが正直なところ。「今を生きる」のに必死だったのだと思います。芸能活動をするうえでの悩み、ですか?どうだろう。本当に立ち止まって考える暇もなかったんですよね、そういうことすら。だけどはっきりと言えることがあるんです。それは芸能活動も学校も、両方ともすごく楽しかったということ。むしろ両方あったからこそ、と言えるかもしれません。

かなりブラックだった芸能の現場。それでも普通の子でいられたのは、学校のおかげ

私が芸能界の仕事を始めたきっかけは、母が母の友人に勧められたからだそうです。それでオーディションを受けたら運よく受かり、そのままモデル事務所に所属することに。父は「佑香が楽しいなら続けたら?」というスタンスでした。

幼少期は自分が芸能の仕事をしている認識はなかったのですが、撮影していただいた自分の写真などが雑誌に載ったりおもちゃのパッケージになったりするのを見ていると、「へぇ、こうなるんだ」というのが楽しかった記憶があります。地元の学校のみんなは、私が芸能活動していることについて大きく騒ぎ立てることはなかったですね。「あの子はそういう子」と思われていたのかも。あ、1回、篠山紀信さんに撮影いただいたときに、ボディコンの服を着て撮影したことがあるんですよ。それが世に出た後に、「顔は佑香ちゃんだけど体は違うよね…?」なんて言われたことはありますね。

制服デートをする暇がなかった?いや、単純にモテなかっただけです(笑)

小学校と中学校は地元の公立校に通っていました。好きな子?もちろん学校にいました。片思いでしたけどね。制服デートをしてみたかったなぁと思うんですが、それは別に芸能活動が忙しかったからではなくて、単純にモテなかったからなんですよね(笑)。普通に彼氏がいたらできていたことなんです。私、いじめられていたワケではないんですが、学校でしょっちゅう男の子からからかわれていたんですよ。眉毛が太かったので、「のり弁」って言われたり、「牧場みたいだな。馬でも飼ってるのか?」って言われたり。上手いこと言うなぁと思いながら、そういう感じが良かったんです。

芸能界にいると周りの大人からチヤホヤされることが少なからずありますが、綺麗な服を着せてもらってメークをしてもらった作られた自分と、学校で普通にちょっかい出される自分がいたので、偏らずに済んだんですよね。でも、もう少し青春したかったなぁ。

《衣装クレジット》

ブラウス¥23,100パンツ¥19,800(ともにmixxdavid/magnifique)靴¥17,600(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)ピアス¥12,100バングル各¥28,600(すべてワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)ネックレス¥126,500リング¥19,800(ともにウノアエレシルバーコレクション/ウノアエレ ジャパン)

【ショップリスト】
ウノアエレ ジャパン 0120-009-488
ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005
magnifique 03-6709-9486

撮影/田中瞳 ヘア・メーク/城所とも美 スタイリスト/中村智香子 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希

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