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大人が意外と解けない算数「22+11−22×11÷22」→正しく計算できる?

  • 2024.8.27
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今回の計算問題は、二桁の数だけで構成されています。

二桁の掛け算ともなると筆算が必要になるので計算がとても面倒に感じてしまいますね。

しかし、大人ならこれくらいの計算問題は筆算せずにスマートに計算したいものですね。

今回は暗算でも計算できるような計算方法を考えてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
22+11−22×11÷22

この計算問題で面倒なのは、掛け算と割り算の部分ですね。

解説

この問題の答えは「22」です。

まずは基本の計算ルールを振り返っていきましょう。

計算のルール
・カッコがあったらカッコの中から計算する。
・次に、掛け算と割り算のまとまりを計算する。
・最後に、足し算と引き算のまとまりを計算する。

この計算ルールに則っていくと、まず始めに計算しなければいけないのは22×11÷22の部分ということが分かります。

この計算をするために、22×11の筆算をしたくなりますがその前に重要ポイントをもう一つおさらいしましょう。

それは、「掛け算・割り算(足し算・引き算)のまとまりの中なら計算順序を変えることができる」というものです。

つまり、22×11の計算をする前に22÷22を計算しても良い、ということです。

すると、

22×11÷22
=22÷22×11
=1×11
=11

とできるので、大きい数の筆算をしないで答えを出せました。

こちらの方が計算ミスをする可能性が低くなりますのでオススメです。

さて、これで掛け算・割り算部分の計算が完了しましたので残りの足し算・引き算も計算することが出来ます。

22+11−22×11÷22
=22+11−11

ここでも計算順序を入れ替えます。

11が二つ登場しているのでそれらを優先的に計算しましょう。

入れ替える際は符号だけ置いていきぼりにならないように注意してください。

22+11−11
=11−11+22
=0+22
=22

これで答えを求めることが出来ましたね。

まとめ

計算順序を入れ替えることで計算ミスも減らすことができますので使いこなせるよう練習しておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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