大人になると、単純な計算問題に取り組む機会がめっきり減ってしまっていませんか?
今回は、計算順序さえ覚えていれば簡単に計算できる問題に挑戦してみます。
鈍ってしまったかもしれない感覚を研ぎ澄ましていきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
10+4−8×7÷4
この問題を計算するうえで重要なのは、計算順序です。
解説
この問題の答えは「0」です。
早速、計算順序を確認していきましょう。
足し算、引き算、掛け算、割り算のことを「四則演算」といい、守らなければいけない計算順序についてのルールが定められていましたね。
<四則演算が混じった式の計算順序(ただし、カッコがない場合)>
・まずは掛け算・割り算
・次に足し算・引き算
この順序を守って計算してみましょう。まずは掛け算・割り算部分の計算からです。
8×7÷4
=56÷4
=14
では、次に足し算・引き算部分です。
10+4
=14
これらを踏まえて全体を計算していきます。
10+4−8×7÷4
=14−14
=0
これが正しい計算方法になります。
正しい計算順序を忘れて、ただ左から計算してしまうと、
10+4−8×7÷4
=14−8×7÷4
=6×7÷4
=42÷4
=10.5
という答えになってしまいますので注意が必要ですね。
まとめ
計算問題において、計算順序は非常に重要なので、しっかりと復習しておきましょう。
当メディアでは、この他にも四則演算が混じった計算問題を出題しています。他の問題にも、ぜひチャレンジしてみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP)
「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。
四則演算の問題にもう一問挑戦!