今回は、少し大きな数を使った計算に挑戦していきます。
計算式を見てみると、筆算をしないと計算が難しそうな部分もあります。
せっかくなので、ただ計算するだけでなくスマートに正解を導く方法も考えてみましょう。
計算の仕方を考えることで、計算力よりも鍛えるのが難しい数学的センスを鍛えることができますよ。
問題
次の計算をしなさい。
4+77−4×77÷4
このまま計算をするのも良いですが、大きい数字の計算をたくさんせずに済む方法を考えてみましょう。
解説
この問題の答えは「4」です。
まずは正攻法で計算しておきましょう。
この問題は足し算・引き算と掛け算・割り算が混ざっているので、「掛け算・割り算→足し算・引き算」の順番で計算していきます。
なので、4×77÷4から計算していきます。
4×77÷4
=308÷4
=77
では、残りの計算も進めていきましょう。
4+77−4×77÷4
=4+77−77
=81−77
=4
計算順序に注意することで正しい答えを求めることができましたが、77の計算をできるだけ避けるためにはどのようにすると良いでしょうか。
方法はさまざまありますが、今回は「置き換え」で計算してみようと思います。
77が避けたい数なので、77=xとして式を変形してみます。
4+77−4×77÷4
=4+x−4×x÷4
=4+x−4x÷4
=4+x−x
=4
置き換えることで厄介な計算をせずに済みましたね。
どちらの計算でも、「掛け算・割り算→足し算・引き算」の計算順序が重要ですので覚えておきましょう。
まとめ
大きい数の計算ができることは大切ですが、スマートに計算できることも重要ですね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
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