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大人が意外と解けない算数「894-548」すぐに解けますか?

  • 2024.8.29
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「引き算」は小学校で習う計算ですが、その中でも「繰り下がり」がある引き算は、意外と苦手な方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「繰り下がりのある引き算」を工夫して計算する方法を紹介します。

問題

次の計算をしなさい。
894-548

「三桁の数−三桁の数」の計算です。

まずは正しい答えを求めることができるか自分自身で計算してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「346」です。

通常の引き算の方法では、一の位から順に引き算をしていきます。

しかし、ここでは数字を分けて考える解法を紹介します。

次のように計算をします。

894-548
=894-500-48
=394-48

「548を引く」という計算を二つに分けて計算をしました。

(1)500を引く
(2)58を引く

「500を引く」というのは計算しやすいですね。

その結果、元の式は「394-48」となります。

「48を引く」という計算が繰り下がりが必要になります。

そこで、「394」を「400」にして考えてみましょう。(394に6を加えた)

「400-48」となり計算がしやすくなりました。

400-48=352

もちろんこれは答えではありません。

本来394であったものに6を加えているので、出てきた計算結果も6大きくなっています。

ここから6を引きましょう。

352-6=346

よって、これが答えとなります。

手順が多くなり複雑になっているように感じますが、一つ一つの計算自体は簡単になっています。

「500を引く」や「400から引く」というキリのいい数を作ることによって、計算がしやすく、ミスも少なくなるはずです。

まとめ

繰り下がりのある引き算を工夫して計算する方法を紹介しました。

「キリのいい数」を作ることを意識すると、計算がしやすくなります。

ぜひ日常生活でも活用してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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