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大人が意外と間違える算数「725−458」→秒で計算できる?

  • 2024.8.22
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引き算の計算の中でも、「繰り下がり」があると計算が苦手という方は多いはずです。

そこで、引き算を工夫して計算する方法を紹介します。

問題

次の計算をしなさい。
725-458

「三桁の数−三桁の数」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。

正しい答えを求めることができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「267」です。

通常のやり方で引き算をすると、一の位から順に引き算をしていくはずです。

しかし、ここでは数字を分けて考える計算方法を紹介します。

次のように計算をします。

725−458
=725−400−58
=325−58
=225+100−58
=225+42
=267

まず始めに「458を引く」という計算を二つに分けました。

(1)400を引く
(2)58を引く

「400を引く」というのは計算しやすいですね。

その結果、元の式は「325−58」となります。

「58を引く」という計算が繰り下がりが必要になります。

そこで、「325」をさらに分けてみましょう。

「225と100」に分けることで、「100−58」という計算を作ることができます。

「100−58=42」となるので、分けた「225」を最後に足しましょう。

「225+42=267」となり、これが答えとなります。

手順が多くなり複雑になっているように感じますが、計算自体は簡単になっています。

「400を引く」や「100から引く」というキリのいい数を作ることによって、計算がしやすく、ミスも少なくなるはずです。

まとめ

繰り上がりのある引き算を工夫して計算する方法を紹介しました。

「キリのいい数」を作ることで、計算がしやすくなりますね。

ぜひ日常生活でも活用してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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