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大人が意外と解けない算数「□に当てはまる数は?」

  • 2024.8.28
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小学生の算数の知識だけで考えることができる問題に挑戦してみましょう。

算数・数学苦手な方も、「パズル」だと思って解くと楽しめるはずです!

すぐに答えを出すことができるでしょうか。

問題

次の□に当てはまる数を求めなさい。
※四角形の角は、すべて直角である。
※長さや面積の縮尺は、必ずしも正確に描かれていない。
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「長方形の面積=縦×横」を利用して、長さを求めていきましょう。

どの手順で計算していけば良いでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「3(cm)」です。

以下の手順で、四角形のそれぞれの辺の長さを求めていきます。

(解説のために、下図のようにA、B、Cとする)

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まずは、左上の長方形から考えましょう。

この長方形は「面積24cm2、横4cm」なので、縦の長さ(A)は、
A=24÷4=6(cm)
となります。

これによって、いちばん下の横長の長方形の縦の長さが分かります。

9−6=3(cm)

つまり、この長方形は「面積30cm2、縦3cm」と分かるので、その横の長さ(B)は、
B=30÷3=10(cm)
と計算ができます。

最後に「面積18cm2」の長方形に着目をしましょう。

向かい合う辺の長さが等しいということを利用すると、その横の長さは
10−4=6(cm)
ということが分かります。

よって、縦の長さ(C)は
C=18÷6=3(cm)
です。

以上より、「面積18cm2の長方形」も「面積30cm2の長方形」も縦の長さはどちらも3cmです。

したがって、
□=9−(3+3)=3(cm)

となり、これが答えです。

まとめ

「どの長方形に着目しているのか」をしっかり確認しながら解き進めましょう。

このような問題は、大人の脳トレにも最適です。ぜひ他の問題にも挑戦してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


図形の問題にもう一問挑戦!

大人が意外と解けない算数「□に当てはまる数は?」
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