大人が意外と解けない算数「□に当てはまる数は？」

算数や数学の問題を解くには、論理的な思考力が必要です。

面積迷路に挑戦して、論理的な思考力を鍛えましょう！

問題

次の□に当てはまる数を求めなさい。
※四角形の角は、すべて直角である。
※長さや面積の縮尺は、必ずしも正確に描かれていない。

「長方形の面積=縦×横」を利用して、順に長さを求めていきましょう。

解説

今回の問題の答えは「2(cm)」です。

以下の手順で、それぞれの長方形の辺の長さを求めていきます。

（解説のために、下図のようにA、B、C、Dとする）

まず、左上の「面積12cm2、縦3cm」の長方形から考えましょう。

この長方形の横の長さ（A）は、

A=12÷3=4(cm)

その下の「面積28cm2」の長方形も、横の長さが同じです。

よって、その縦の長さ（B）は、

B=28÷4=7(cm)

さらに、その隣の長方形について考えましょう。

長方形の向かい合う辺の長さは等しいので
D=B=7(cm)です。

これによって、「面積35cm2、縦7cm」ということが分かるので、横の長さ（C）が計算できます。

C=35÷7=5(cm)

最後に右下の長方形について考えましょう。

「面積10cm2、横5cm」なので、縦の長さ（□）は
□=10÷5=2(cm)

以上より、答えは「2(cm)」となります。

まとめ

「長方形の面積=縦×横」の公式を利用して、辺の長さを求めていくことができました。

どの辺の長さが計算できるのかをしっかり考えて進めていくことが大切です！

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

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文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修：株式会社かえでプロダクション（公式HP）

「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要５科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。

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