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大人が意外と忘れている算数「11÷3」→分数で答えると?

  • 2024.8.16
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割り算の中でも面倒なのが、計算結果が割り切れないケースです。

どこか途中で四捨五入するにしても、余りを出すにしても、割り切れる場合よりも手間がかかると感じるのではないでしょうか。

しかし、割り切れない割り算の答えをもっと簡単に出す方法があるのです。

今回の問題で、その方法を確かめてみましょう。

問題

次の計算の答えを分数で表しなさい
11÷3

解答

正解は、「11/3」です。

次の「ポイント」で、この問題で注目すべき点について確認していきましょう。

ポイント

この問題のポイントは、割り算と分数の関係です。

割り算は、割られる数/割る数の分数として表現できます。

割り切れる割り算の例で確認してみましょう。

例えば、1÷2という割り算の答えは0.5です。

これは、1の半分の数になりますね。では、1÷2を分数で表すと......。

割られる数/割る数の形に直せばよいので、1/2です。1/2も1の半分を表現している数ですね。

よって、次の関係が成り立つのが分かります。

1÷2
=0.5
=1/2

このように割られる数/割る数の形で表すと、割り切れない割り算の答えもとてもシンプルに表現できます。

今回の問題も、同じ手順で答えを出せます。

11÷3
=11/3

なお11÷3は、筆算で計算しようとすると3.666666666...と無限小数になってしまいます。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

割り算は、割られる数/割る数の分数の形で表現できます。このことを覚えておくと、様々な計算で役に立つでしょう。

割り算の問題は他にもたくさん用意しているので、ぜひ解いてみてくださいね。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


次は、小数の割り算に挑戦!

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