算数は、積み重ねが大事な科目です。
学んだことどうしが関連しあって、少しづつレベルが上がっていくのが特徴です。
今回の問題では、分数と小数という二つの数の概念が登場します。
分数だけ、小数だけの計算方法にとらわれず、正解を目指してみましょう。
問題
小数で答えてください。
1/4+0.2×9
解答
正解は、「2.05」です。
正しく計算できたでしょうか?
分数の扱い方に困った、という人は、ぜひ次の「ポイント」を確認してください。
ポイント
この問題のポイントは、分数を小数として扱う方法です。
今回の問題は、小数で答えを出すことになっているので、分数を小数に直して計算します。
では、1/4はどうやって小数に直せばよいのでしょうか。
ここで思い出してほしいのが、分数は分子÷分母の割り算の形に直せるということです。
1/4なら、1÷4ですね。では、この割り算を実際に計算してみましょう。
1÷4
=0.25
これで、問題は小数だけの計算式に変形できます。
1/4+0.2×9
=0.25+0.2×9
計算のルールでは、足し算よりも掛け算を先にすると決まっていますので、まず0.2×9を計算してから足し算をします。
0.25+0.2×9
=0.25+1.8
=2.05
これで答えが出ましたね。
まとめ
今回は、分数と小数が混じった計算式に挑戦しました。
分数は一旦割り算の形にすると、小数に変形できます。
ただし、中には割り算の形にしても割り切れない(延々と小数点以下の数が続く)分数もあります。
このような分数と小数を計算する場合は、小数の方を分数に直す方がすっきり計算できます。
分数と小数の計算問題は他にもありますので、ぜひ挑戦してみてください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
小数と分数の問題にもう一問挑戦!