意外と正答率が低いかも？！「24×□＝3/8」→□に当てはまる数は？

今回は計算をするというよりもクイズのような問題です。

大人よりも頭が柔軟な小学生の方が解けるかもしれません。

これは方程式という中学校で習う内容ですが、方程式としてではなくクイズとして気軽に取り組んてみたいと思います。

問題

□に当てはまる数を求めなさい。
24×□＝3/8

右辺が分数になっているところが、複雑にしている原因ですね。

この問題の答えは「1/64」です。

左辺に登場している数は整数だけなのに右辺は分数になっているので、□に当てはまる数は分数でないといけませんね。

そこで、□=○/△として求めてみましょう。

24×○/△=3/8
(24×○)/△=3/8

ここで、右辺と左辺の分母・分子をそれぞれ比較してみると

24×○=3
△=8

であることが分かります。

少し計算が必要なのは○の方ですね。

24に何かを掛けて3にしなければいけませんが、数字が小さくなっているのでむしろ割り算をしたくなりますね。

24÷8=3ですから「÷8」の部分を掛け算に直すことができればいいのですが、ここで思い出すべきなのが「逆数」です。

割り算を掛け算にする際には逆数にするのでした。

つまり、

24÷8=3
24×1/8=3

とできるので○に当てはまるのは、1/8です。

なので、□に当てはまるものは(1/8)/8ということが分かります。

これは分母が8で分子が1/8を表しています。このような分数はは分子÷分母の計算をすることで整理することができます。

1/8/8
=1/8÷8
=1/8×1/8
=1/64

これで、□に当てはまる数を求めることができました。

方程式として解いていく方法もありますので、やりやすそうな方で解ければいいですね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。