今回の問題は分数どうしの掛け算です。解き方を忘れていませんか。
計算方法をしっかり思い出すことができれば、とても簡単に解くことができます。
また、計算方法はなんとなく覚えていても、どうしてそういう計算をするのか、あまり深く考えたことがない方もいるのではないでしょうか。
計算方法を思い出した後で計算の仕組みについても納得できるように考えていきたいと思います。
問題
次の計算をしなさい。
11/12×3/4
どちらも1より小さいので、答えも1より大きくなることはなさそうですね。
解説
この問題の答えは「11/16」です。
よくある間違いは、約分をし忘れてしまい33/48と答えてしまうことです。
分数が絡む問題は、必ず約分できないかチェックが必要です。
早速、分数の掛け算の計算方法について復習していきましょう。
<分数どうしの掛け算の計算方法>
1.約分できるときは約分する。
2.それぞれの分数の分母どうし、分子どうしを掛け合わせる。
では、実際に計算してみましょう。
それぞれの分母は12と4なので、12×4=48
それぞれの分子は11と3なので、11×3=33
よって、33/48を3で約分して11/16
答えの11/16にたどり着くことができました。
分数どうしの掛け算は意外とシンプルな計算方法でしたね。
まとめ
分数どうしの掛け算は計算自体は非常に単純ですが、仕組みまで考えてみると意外と面白いですね。他にも当たり前だとしていた計算ルールを深掘りしてみると楽しいかもしれません。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP)
「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。
分数の掛け算にもう一問挑戦!