分数の計算問題、大人になってからも間違えずに解ける自信はありますか?
以前はすらすら計算できていた問題でも、しばらく計算していないと計算方法を忘れてしまうことはよくあるものです。
今回は、分数と整数の掛け算問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしてください。
7/8×4
解答
正解は、「7/2(もしくは、3+1/2)」です。
計算過程でつまづくことはなかったでしょうか?
もし久しぶりで、掛け算のやり方に戸惑いを感じたなら、次の「ポイント」で正しい計算方法を確認してみてください。
ポイント
この問題のポイントは、整数の扱い方です。
分数と整数が混じった計算式では、整数を「分母が1の分数」に変換して計算します。
今回は4なので、4/1ですね。
7/8×4
=7/8×4/1
これで、分数×整数の式が分数×分数の形になりました。
次に、分数どうしの掛け算を行いましょう。
分数の掛け算では、分子と分母どうしを掛け合わせます。
その過程で、約分できるものは約分します。
約分とは、分子と分母をそれぞれ同じ数で割って、分数を簡単な形にすることです。
約分された分数はシンプルになり、扱いやすくなります。
今回は、分子と分母ともに4で割りきれる数があります。よって、計算過程は次のようになります。
7/8×4/1
=(7×4)/(8×1)←分子の4と分母の8を、それぞれ4で割る
=(7×1)/(2×1)
=7/2
これで答えが出ましたね。
まとめ
今回の問題はいかがだったでしょうか。
整数が分母1の分数として扱えることを覚えておけば、分数と整数の計算はとてもスムーズになります。
「分数の知識を思い出してきた」という人は、ぜひ他の分数問題にも挑戦してみてくださいね。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
分数の計算にもう一問挑戦!