負の数は算数から数学にレベルアップしたときに習う概念ですが、日常ではあまり登場しません。
そのため、負の数の計算方法を忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな負の数の「足し算」に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
−8+(−8)
制限時間は3秒です。
答え
正解は、「−16」です。
スムーズに計算できなかったという人は、負の数の計算ルールがあやふやになっているのかもしれませんね。
次のポイントで計算ルールの基本を確かめてみましょう。
ポイント
この問題のポイントは、負の数の足し算です。
負の数の足し算のルールは、引き算として計算するというとてもシンプルなものです。
+(−●)=−●
どうして負の数の足し算が引き算と同じになるの?と思った人は、ゲームを思い浮かべてみてください。
敵から攻撃を受けてダメージ(マイナス)を加えられると、HPから攻撃分の数値が引かれますよね。
これとおなじで、マイナスのもの(負の数)を足されると、全体にとってマイナスの影響があるのです。
では、改めて問題を見てみましょう。
−8+(−8)
+(−8)は−8と同じ意味なので、この式は−8−8に変換できます。
−8+(−8)
=−8−8
=−16
これで答えが出ましたね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「負の数の足し算は引き算と同じように扱う」という基本ルールが分かっているかどうかが正解への鍵になります。
負の数の計算ルールは正の数とは少し異なるため、忘れてしまっている人は一つひとつ思い出しながら解いてみると良いですよ。
他の負の数の計算問題にもぜひ挑戦してみてください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
負の数の計算にもう一問挑戦!