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意外と忘れてる大人が多いかも?!「(4−7−5)÷4」→正しく計算できる?

  • 2024.7.30
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中学数学の最初の単元は「正の数・負の数」です。

負の数(マイナス)という数字は見慣れていても、計算は正しくできるでしょうか。

意外と「なんとなく」で計算をしている方も多いかもしれません。

ここでは、負の数を含んだ計算について確認をしてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(4−7−5)÷4

計算の順序は、まずカッコの中を計算し、その後わり算ですね。

正しく計算できるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「−2」です。

また、途中の計算式は次のようになります。

(4−7−5)÷4
=(−3−5)÷4
=(−8)÷4
=−2

計算のポイントを順に確認しましょう。

まず計算の順序は次のようになります。

<四則が混じった計算の順序>
(1)カッコ内の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算

今回の問題では、カッコ内の「4−7−5」から計算をしましょう。

この部分は、引き算だけなので、前から計算しなければいけません。

正しい計算:前から計算
4−7−5
=−3−5
=−8

計算の工夫をしようとして、後ろから計算すると間違いです。

間違った計算:後ろから計算
4−7−5
=4−2
=2

ここまで計算すると、元の計算は「(−8)÷4」となります。

「負の数を含んだ割り算」は、「数」と「符号(プラス・マイナス)」を分けて考えることが可能です。

負の数を含んだ割り算をした際、計算結果の符号は以下のようになります。

(+)÷(+)=(+)
(+)÷(−)=(−)
(−)÷(+)=(−)
(−)÷(−)=(+)

上記のルールに従って、今回の計算問題を行うと、次のようになります。

(−8)÷4の計算
数字:8÷4=2
符号:(−)÷(+)=(−)
→(−8)÷4=-2

したがって、今回の問題の答えは「−2」となります。

まとめ

今回は、負の数を含んだ計算について解説をしました。

正しく計算の規則を理解できていれば、簡単に計算ができます。

忘れていた方は復習をしてみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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