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意外と間違える大人が多い?!「3.6÷0.04」→正しく計算できる?

  • 2024.7.16
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「小数を含んだ割り算」のやり方を正しく理解できているでしょうか。

小数点をどのように扱えば良いのか、なんとなくで計算している方もいるかもしれません。

問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認をしましょう。

問題

次の計算をしなさい。
3.6÷0.04

小数点の位置に注意して計算しなければなりません。

まずは、自分自身で答えを出してみましょう。

解説

今回の問題の答えは、「90」です。

どのように考えるのかを順に解説していきます。

割り算には次のような性質があります。

割る数と割られる数に同じ数を掛けても商は変わらない。

そこで、今回の問題では、小数が消えるように考えます。

3.6を100倍→360
0.04を100倍→4

つまり、次のように式変形し、計算することが可能です。

3.6÷0.04
=360÷4
=90

ここでよくある間違いは、小数を消せば良いからと、次のように考えてしまうことです。

(誤答例)
3.6を10倍→36
0.04を100倍→4

3.6÷0.04
=36÷4
=9

これは正しくありません。

割り算の性質は、「割る数と割られる数に同じ数を掛けても商は変わらない」です。

「3.6を10倍」「0.04を100倍」と、違う数を掛けると正しい答えが出てきません。

どちらの数も「100倍」と同じ数をかけるようにしましょう。

まとめ

小数の割り算は、間違えやすい問題の一つです。

やり方を忘れていた方は、この機会にぜひ復習をするといいでしょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」