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「ついにこの日がきちゃった」「言葉が重い」SNSでも悲しみの声続出… 注目集める朝ドラ『あんぱん』【1週間見どころ解説】

  • 2025.6.1

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第9週「絶望の隣は希望」が放送中。寛の死や、嵩の失恋などそれぞれの転期となった。各話の見どころと、次回のあらすじを紹介していく。

※以下本文には放送内容が含まれます。

寛の死に衝撃走る

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『あんぱん』第9週(C)NHK

昭和15年1月、朝田家ではのぶ(今田美桜)の祝言の話が進み、釜次(吉田鋼太郎)たちは胸を弾ませる。同じころ、嵩(北村匠海)は卒業制作を仕上げたらのぶに会って気持ちを伝えようと、作業に没頭していた。そんな嵩のもとに、寛(竹野内豊)の訃報が届く。

寛の死に、悲しみに暮れる柳井家。千代子(戸田菜穂)はのぶと弔問に来た羽多子(江口のりこ)を誘って献杯する。草吉(阿部サダヲ)は、帰って来たのぶに、嵩に持っていくようにとあんぱんを渡す。

そのころ嵩は、空き地のシーソーにポツンと座っていた。寛の言葉が次々に浮かび、涙を流す嵩。そんな嵩に、のぶはそっとあんぱんを差し出し、寛への後悔を口にする嵩にそっと寄り添う。

このエピソードに、SNSでは「涙が止まらん回でした」「号泣回」「寛おじさんロス」という悲しみに浸る声が続出している。

のぶの結婚を知った嵩

嵩が東京へ戻る前に、朝田家の前を通りかかると、次郎(中島歩)が訪ねてくる。そこで初めてのぶが結婚することを知った嵩は、のぶに精一杯の作り笑顔を向ける。意気消沈して戻って来た嵩を、健太郎(高橋文哉)は銀座へ連れ出す。

嵩と次郎の偶然の初対面シーンに視聴者からは「めちゃヤバい、鉢合わせ」「ホントに結婚したんだね…嵩遅すぎ」「ついにこの日がきちゃった」と切ない展開に、同情の声が多く上がった。

それぞれの複雑な思い

朝田パンに軍に納める乾パンの注文が入る。名誉なお役目と、わき立つ釜次たち。さっそくのぶは草吉に乾パンを焼いてほしいとお願いするが、断られてしまう。

頑なに拒む草吉に釜次らがなぜ断るのかと首をかしげる中、蘭子(河合優実)だけはわかる気がすると言い…。羽多子は草吉に無理強いはできないと、依頼を断ることに。しかしそれは、そう簡単に済むことではなかった。

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『あんぱん』第9週(C)NHK

戦争に対するそれぞれが抱える思いが露わになった今回のエピソード。

SNSでは「絶望の隣の希望すら見出せない蘭子さんの言葉が重い…」「蘭子とヤムおじさんは本当の絶望を経験してきたからこそ、言える言葉ですよね」「軍からの注文に大喜びする朝田家一同には複雑」と、反戦を謳えない時節柄でありつつ、その時代に生きた人の葛藤を慮る声が多く上がっている。

次回草吉は乾パンを焼くのか?

乾パン作りを断ったことで、朝田パンは陸軍に逆らったという噂が広がってしまう。釜次は草吉に乾パンを焼いてほしいと頭を下げる。

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『あんぱん』第9週(C)NHK

翌日、朝田家になぜか乾パンの材料が運ばれてくる。やって来た憲兵に、すぐに乾パンを作るよう命じられ、戸惑う釜次たち…。

草吉は乾パンを焼くのか?また、戦争に対する意見の違いですれ違う家族の仲はどうなってしまうのだろうか。


連続テレビ小説『あんぱん』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHKプラスで見逃し配信中