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「なんだこのアニメは…」よく分からない謎の中毒性にハマる“異色”の話題作『しかのこのこのここしたんたん』

  • 2024.7.16

「なんだこのアニメは……」第1話を観たとき、きっと誰もがそう思っただろう。いや、第1話が放送される前からそう感じていた人も少なくないはず。7月7日(日)から放送がスタートしたTVアニメ『しかのこのこのここしたんたん』は、まさに“異色”と呼ぶにふさわしい作品だ。

無限ループから抜け出せない?話題のオープニング

本作は、公式YouTubeにアップされたOPテーマである「シカ色デイズ」のイントロ1時間耐久動画が放送前から早くも話題を集めていた。「しかのこのこのここしたんたん、しかのこのこのここしたんたん……」とリズミカルに繰り返されるイントロのフレーズからは、だんだんクセになってくるような中毒性がある。目を瞑りノリノリで踊る虎視虎子(こしとらこ)とそれを見つめる鹿の映像もジワジワとくる。

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(C)おしおしお・講談社/日野南高校シカ部

7月4日(木)には、ノンクレジットOP映像が公開された。主人公・鹿乃子のこ(しかのこのこ)の「ぬん!」という顔のアップから始まり、キャラクターたちが踊ったり空を飛んだり鹿と戦ったり……。

「シカ色デイズ」のかわいらしくクセになる曲調も相まって、何度もリピートしてしまうような謎の中毒性を持っている。再生回数はあっという間に1000万回を超え、“沼”ともいえるようなOPの無限ループから抜け出せない人が続出しているようだ。

よく分からない『しかのこ』のシュールな魅力

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(C)おしおしお・講談社/日野南高校シカ部

『しかのこ』は女子高生たちの日常を描くガールズコメディー作品だが、視聴者の理解を置いていくような内容になっている。元ヤンの虎視虎子が電線に角がひっかかっている鹿乃子のこを見つけ助けるところから突拍子がなく、他のアニメとは何かが違う。

転校生として紹介された鹿乃子のこが壁やガラスを破壊して教室に入るシーンでは、「しーか……しーか……」と流れ始める謎の低音ボイスも相まって妙に面白い。このシーンはスローモーションで描かれ、飛び散った破片が生徒たちの顔を直撃する様子までやたらじっくり描写している。

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(C)おしおしお・講談社/日野南高校シカ部

また、たまに姿を現す鹿もシュールだ。鹿はやけにリアルに描かれており、なぜか学校内にもいる。日常に溶け込みすっかり馴染んでいる鹿たちは、なにか意味があるのだろうか。しかし、そんなことは深く考えずにギャグの勢いとシュールさを楽しむのが、本作の楽しみ方として合っているのかもしれない。

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(C)おしおしお・講談社/日野南高校シカ部

『しかのこ』は中毒性の高いオープニングや掴みどころのない本編など、第1話から大きな話題を呼んだ。それは『鬼滅の刃』や『無職転生 ~異世界行ったら本気出す~』などがラインナップしていた春アニメもひとつの理由のように思う。『しかのこ』が持つ“イレギュラー感”が、前クールとのいいギャップを生んでいるのではないだろうか。

よく分からないところが不思議な魅力を醸し出している『しかのこ』。なぜか妙に目が離せない本作は、今後もあっと驚くような展開やコンテンツで話題を呼びそうだ。

しかのこのこのここしたんたん
ABEMAにて毎週水曜夜11時30分より地上波先行・世界最鹿(速)配信。
※放送4日後の毎週日曜日夜11時30分より、最新話を1週間無料で視聴することができる
[番組URL]https://abema.tv/video/title/675-2
【(C)おしおしお・講談社/日野南高校シカ部】


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムや映画の作品評、マンガのレビューを手がける。X:@kaku_magari