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大人が意外と忘れている算数「10+(7−5)×8÷2」→秒で解ける?

  • 2024.6.29
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今回は計算自体は簡単な問題です。

しかし、意外にも大人の方は忘れているかもしれません。

計算自体で間違えることはなくても、肝心なのはその「計算順序」。

今回はカッコも含む計算なので、より複雑になります。

しかし、計算順序のルールは単純なのでルールを覚えるつもりで問題を解いていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
10+(7−5)×8÷2

正しい答えを導くための計算順序を身につけましょう。

解説

この問題の答えは「18」です。

足し算・引き算・掛け算・割り算のことを合わせて四則演算といいます。

今回のように四則演算がごちゃ混ぜの計算は、計算順序が決まっていましたね。

四則演算は、掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算するのがルールでしたが、カッコを含むとどう変化するのか、確認していきましょう。

<カッコを含む四則演算の計算順序>
1.カッコの中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

どんな計算であっても、カッコがあったらまず最優先でカッコの中を計算します。

では、この計算ルールにしたがって計算してみましょう。

10+(7−5)×8÷2
=10+2×8÷2
=10+16÷2
=10+8
=18

カッコの中の計算→掛け算・割り算の計算が終わるまで、10はそのままにしておくことで正しく計算することができました。

ちなみに、掛け算・割り算だけの計算は順番を入れ替えても計算結果は同じになります。

このことを利用すると、2×8÷2の部分をもう少しだけ楽に計算することができます。8×2÷2と入れ替えてみると、2÷2=1が見えやすくなりますね。

小さな工夫ですが、数字が大きいときには役立つかもしれません。

まとめ

計算順序のルール通りに計算しないせいで間違えてしまうこともありますが、正しく使いこなすことができれば逆に計算を楽に進めることもできます。工夫して計算できると楽しいですよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


 文・編集:うおうお  数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


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