50代おひとりさまの「自分とのデート」　夏にやってよかった“ソロ活”は？

ひとりで食事や遊び、旅行などを楽しむ『ソロ活』。はじめは抵抗があっても、やってみたら意外とそのよさに気づいてハマる人も少なくありません。最初のハードルの乗り越え方や、始めるきっかけはなんなのか？50代でシンプルなおひとりさまライフを送る、ようさんに伺いました！

興味はあったけど、できなかった人は必見！これからの季節におすすめのソロ活を参考にしてみてください。

1. ソロ活のハードルって？一歩踏みだすきっかけや魅力とは

私はもともと外でひとりでごはんを食べるのさえ苦手でした。ファストフードも時間のあるときはテイクアウトして家で食べるほど。

でも、子どもたちが手を離れたのをきっかけに、やりたいことをたくさん書き出してみたら、思った以上にたくさんあって。土日に仕事があるので友人たちと時間を合わせるのも難しく、「誰かと一緒にやったら叶えるまでにどれくらいかかるんだろう…」と思ってしまったんです。また、50歳を超えると毎日が同じような繰り返しで、世界もそんなに広がるわけではないと感じていました。

そんな中、思い切ってソロ活にチャレンジしてみたら、「できることが増える」のを実感して喜びになりました。

初めて「ソロ活やってみた！」とはっきり意識したのは、ランチで行った『ひとり焼肉』。私は勇気を出してお店に入ったけれど、周囲のお客さんは女性も含めて意外とみんなひとりで来ていたんです。「誰も気にしていないんだ」と分かったとき、気持ちが楽になりました。

それからはいろいろなところへ、おひとりさまで出かけるように。ソロ活の魅力は、他人のペースにあわせずひとりでゆっくりできることだと感じています。

2. 行ってよかった！おすすめのソロ活スポット

 

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今まで行ってみてよかった場所はたくさんありますが、私の中での1位は温泉施設。自分のペースでゆったりと入浴でき、休憩や湯上がりのタイミングも誰かに合わせる必要はありません。スマホを手放して、自分と向き合う時間は日常の中でなかなか取れないもの。静かに過ごしたい方にもおすすめです。

2位は美術館。作品を見るペースは人それぞれなので、誰かと一緒に行くと作品の感想は語り合えるけれど「もう次の作品を見たい頃かな」と気を遣ってしまうこともありますよね。自分が気に入った作品との対話を楽しんだり、一周したあとに好きな作家の展示に戻ったり。ソロ活なら心ゆくまで過ごせます。

3位はひとりカラオケ。「みんなが知っている曲を歌わなきゃ」というプレッシャーがなく、同じ曲を連続して入れるのだって自由です。

ほかには映画や、ひとり旅もおすすめ。実際に私も初めてのひとり旅にチャレンジし、諏訪大社へ参拝したことがあります。ひとり旅といっても、移動手段は電車。行き先を決めるにあたって、旅行初心者の私には新幹線や飛行機を予約すること自体がハードルだったのです。

私はソロ活のことを「自分とデート」と言い換えています。無理せず、自分のペースで巡れる場所を楽しむのがおすすめです。

3. 夏にソロ活をするなら？初心者にもおすすめの楽しみ方

7〜9月までは気温も高く、暑さで体調を崩しやすい時期。夏にソロ活を楽しむなら、屋内でできるものを選ぶとよいでしょう。

特におすすめなのは映画！おひとりさまで来ていても違和感がなく、実際にひとり行動をしている方もよく見かけます。始まってしまえばみんな作品に集中しますし、劇場内も暗くなるので目立たないところも初心者向き。また、美術館も館内が涼しく、じっくりと好きな作品を鑑賞できるのが魅力です。

何をするか迷ったら、私のようにバケットリストにやりたいことをたくさん書き出してみると見つかるかもしれません。ソロ活にハードルを感じる方は、まずは気軽におひとりさまランチからチャレンジしてみては？新たな挑戦が新たな喜びに繋がっていくとよいですね。

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監修者：よう（@ohitorisama_kurasi）

子供たちが独立して、人生2回目の一人暮らしを始めた50代。大量の断捨離後、築36年の賃貸アパートへの引っ越しをきっかけに、持たない暮らしを楽しむコツをインスタグラムで発信中。 『天然生活 暮らしのまんなか』（扶桑社）、『自分サイズのすっきり大人暮らし』（主婦の友社）に掲載中。