紛失した貴重品　『iPhone』で簡単に探せるの知ってた？やり方を紹介

Appleの「AirTag」は紛失防止タグと呼ばれ、鍵や財布に装着することで紛失したときに追跡の手助けになるデバイス。最近は防犯用にクルマやバイク、自転車にもAirTagが取り付けられており、導入を検討しようとしている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、AirTagの特徴とその活用方法について解説します。

AirTagってなに？

AirTagとはAppleから発売されている紛失防止タグというコイン型デバイスのこと。鍵や財布に取り付けることにより、Appleの「探す」ネットワークを通じてAirTagの追跡と位置特定を簡単にできます。

さまざまなメーカーから紛失防止タグが発売されていますが、AirTagがほかの製品と異なるのは位置情報の正確さです。多くの紛失防止タグは、数十メートルまでしか近づけませんが、AirTagはAR技術を使うことで目の前まで案内してくれます。さらに内蔵スピーカーから音を鳴らすだけで簡単に位置を特定できます。

ただし、AirTagの位置を追跡するには周囲にAppleデバイスが存在することが条件。近くにiPhoneやiPadがないとAirTagを認識することができません。

「じゃあ、ダメなのでは…？」と思われるかもしれませんが、日本国内はiPhoneユーザーが多いので、むしろ発見につながりやすいといえます。

AirTagはクルマやバイク、自転車の盗難対策に効果的

2021年4月に発売された当初は鍵や財布に取り付けて紛失に備えるのが一般的でしたが、近年は頻発するクルマやバイク、自転車の窃盗事件の防犯対策として取り付けている方が増えています。

盗難に遭った場合でも犯人がiPhoneを所持していれば追跡できるため、取り返すことができる確率が高まります。実際にアメリカではAirTagによって窃盗被害を免れたという報告がされています。

AirTagの設定方法

AirTagは、Appleの「探す」アプリと連携して使用します。iPhoneやiPadなどのAppleデバイスに紐づけることでAirTagの位置情報をリアルタイムで把握・追跡することが可能です。

それでは、iPhoneと連携してみましょう。

［AirTagのセッティング方法］
1.AirTagの絶縁タブを引き抜いてバッテリーを有効にして、iPhoneに近付けて「接続」をタップ

2.AirTag の名称を設定し、「続ける」をタップ
※カスタムで名前を設定することができます

3.「AirTagはApple IDに関連付けられます」と表示されるので「同意する」をタップ

4.「完了」をタップ

セットアップが完了したら、あとはAirTagを鍵や財布、自動車や自転車に取り付けましょう。

盗難時の対応の仕方

盗難に遭った際、「探す」アプリを使ってAirTagの位置情報を追跡できます。

［探すアプリを使ってAirTagを追跡する方法］
1.［探す］をタップ

2.「持ち物を探す」をタップ

3.AirTagを選択

4.「探す この周辺」をタップ

 

5.iPhoneがAirTagに接続されるまで、画面の指示に従って動き回る

 

6.画面が切り替わり、iPhoneに表示される距離と方向を確認しながら探す

 

7.AirTagに近づくとiPhoneが振動する

なお、「サウンドを再生」をタップすると、AirTagから音が鳴り発見しやすくなります。

盗難対策としてAirTagはアリ

今回は、盗難されたときに在処の位置特定がしやすくなるAirTagについて解説しました。必ず見つけられるという保証は残念ながらありませんが、ほかの防犯対策と併用することで、より高い盗難防止効果を期待できます。

価格も安く簡単に導入できるので、まだ使ったことがないという方は、この機会にぜひお試しになってみてください！

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ライター：ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。

※写真はイメージです