大人が意外と解けない算数「9+(8−7)×6÷5」→秒で解ける？

皆さんは小学生の頃によく間違えてしまった計算問題はありますか？

今回の問題は、小学生がとても間違えやすいカッコのある計算問題です。

小学生だけではなく大人でもカッコの順序が分からず悩んでしまうことは多くあります。

しかし、逆にいうと計算の順序さえきちんと押さえていればスラスラ解くことができます。

難しい問題だと気負わずに、ポイントを復習していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
9+(8−7)×6÷5

カッコがあると、どこから計算するか悩んでしまいますね。

解説

この問題の答えは「10.2」です。

カッコのある計算について復習していきましょう。

まずこの問題ですが、足し算・引き算・掛け算・割り算（四則演算）が混じっています。

四則演算は計算をする順序が決まっており、

⒈掛け算・割り算
⒉足し算・引き算

の順で計算するのがルールです。

これにカッコも含めて整理すると、

カッコを含む四則演算は
１.カッコの中
２.掛け算・割り算
３.足し算・引き算
の順で計算する。

※計算の順序のルールでは、同じ数を複数回掛け合わす『累乗』があった場合、一番目に計算します。
今回は、累乗がない前提での解説になります。

一気に計算するのではなく、一つずつ順番に計算していきましょう。

9+(8−7)×6÷5
=9+1×6÷5
=9+6÷5
=9+1.2
=10.2

正しく計算して答えを出すことができました。

まとめ

先にカッコの中身を計算して、そのあとは普通の四則演算として計算していけば大丈夫です。

計算順序は意外と忘れがちなので気をつけてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

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文・編集：うおうお
 数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修：株式会社かえでプロダクション（公式HP）

「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要５科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。

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四則演算の問題にもう一問挑戦！