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大人が意外と解けない数学「1/2×3+6-(-4)」正しく計算できる?

  • 2024.6.22

中学校で必ず解いたことのあるジャンルの問題です。それも一年生で習うものなので、もしかすると中学生は全員解けるかもしれません。しかし、社会人として働き始めてしまった大人の皆さんは、数学を目にする機会が減ってしまい、解き方を忘れてしまっているかもしれません。ぜひ復習として取り組んでみてはいかがでしょうか?

問題

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次の計算をしなさい。
1/2×3+6-(-4)

この計算問題を解く鍵は、「-(-4)」の部分の処理の仕方にあります。思い出していきましょう。

解説

この問題の答えは「23/2」です。まず計算できるところは先にやってしまいましょう。-(-4)より前の部分についてです。

1/2×3+6
=3/2+6
=3/2+12/2
=15/2

ポイントになるのは-(-4)の部分です。ここで注意したいのは「-」の扱いです。二つ出てきていますが、一つ目と二つ目で意味が異なります。

まず一つ目の「-」ですが、これを日本語で読むと「引く」です。つまり、引き算の記号を示しているものだということです。

二つ目の「-」は「マイナス」です。これは負の数であることを表す符号でしたね。総合すると-(-4)は「引く、マイナス4」となります。

ところで、普通の数を引くことはできますが、マイナスの数を引くというのは感覚的におかしな感じがしませんか?どういうことなのか、お金を例に考えてみましょう。

お金が引かれるということは、財布からお金がなくなることを意味します。ではお金がマイナスという状況はどうでしょうか。これは借金を抱えている状況と考えることができます。つまり、「引く、マイナス4」とは4円の借金がなくなることを意味しています。4円の借金がなくなるということは実質的には4円増えたことになりますね。なので、

-(-4)=+4

とできます。最後に問題を計算すると、

1/2×3+6-(-4)
=15/2+4
=15/2+8/2
=23/2

とできました。

まとめ

感覚的には理解しにくいものでも、身近にあるものに置き換えて考えてみると、案外分かりやすくなることがあります。数学にはこの「置き換え」という発想で解けるようになる問題が非常に多いですよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):うおうお  数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:株式会社カルチャー・プロ

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。

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