今回ご紹介するのは、一見単純な計算に見えて意外と間違えやすい四則演算の問題です。
今回の問題では、出てくる数字が似ていて計算しにくいかもしれません。
しかし、落ち着いてよく見て計算すれば、間違える可能性はぐっと低くなります。
数字の読み間違いはもちろん、四則演算の計算法則についてもしっかり確認しておきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
9+6×6÷9−6
この問題のポイントは正しい計算法則を覚えているかどうかです。
解説
この問題の答えは「7」です。
まずは四則演算の計算法則を復習していきましょう。
四則演算とは、足し算・引き算・掛け算・割り算が混ざった計算のこと。
四則演算の計算法則のポイントは以下の通りです。
四則演算の計算法則
1、掛け算・割り算が優先
2、掛け算・割り算がなくなったら足し算・引き算
問題の式をこの計算法則の通りに進めていくと、まずは掛け算・割り算の(6×6÷9)からですね。
6×6÷9
=36÷9
=4
ここまで計算できたら残りは足し算・引き算だけになるので左から順番に計算していきましょう。
=9+4−6
=13−6
=7
この順序で計算すると正しい答えを導くことができました。
よくある間違いは、単純に左から計算していくことです。
9+6×6÷9−6
=15×6÷9−6
=90÷9−6
=10−6
=4
このように、四則演算の計算法則を無視して計算してしまうと、全く違う答えになります。
まとめ
今回は意外と間違いがちな四則演算の計算法則についての問題でした。普段は使うことがないからこそ、忘れやすいものです。たまにでいいので復習しておきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文・編集(監修):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
もう一問四則演算の問題をどうぞ!