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大人が意外と忘れている算数「6−5+8÷2×4−1」→正しく計算できる?

  • 2024.6.21
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「小学校で習う計算問題は簡単だ」と思っていませんか?

スマホの電卓機能が普及したことで、簡単な計算も電卓に頼ってしまい、基本的な計算方法を忘れている人が増えています。

今回は、間違えやすい計算問題に取り組み、計算の基本法則を再確認してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
6−5+8÷2×4−1

ポイントは計算の順序です。

どの順番で計算するのかに注意しましょう。

解説

今回の問題の答えは「16」です。

途中の計算式は次のようになります。

6−5+8÷2×4−1
=6−5+4×4−1
=6−5+16−1
=1+16−1
=17−1
=16

計算のポイントを順に解説していきます。

まず、カッコや四則演算が混ざった計算は、次の順に計算しなければなりません。

(1)カッコ内の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算

掛け算・割り算の計算

今回の問題では、カッコがないので、「掛け算・割り算の計算」から始めます。

つまり「8÷2×4」の計算からです。

この部分は、前から順に計算しなければなりません。

正しい計算(前から計算)
8÷2×4
=4×4
=16

よくある勘違いは、「掛け算と割り算だけの式だから、どちらから計算してもいい」としてしまうことです。

確かに「掛け算だけ」の計算であれば、順序を入れ替えてどこから計算しても結果は変わりません。

しかし、割り算を含んでいる場合は、前から計算しましょう。

間違えた計算(後ろから計算)
8÷2×4
=8÷8
=1

足し算・引き算の計算

掛け算・割り算を計算したことによって、計算式は次のようになっています。

6−5+16−1

こちらも基本的には、前から順に計算です。

正しい計算(前から計算)
6−5+16−1
=1+16−1
=17−1
=16

ただし、演算記号(+−など)と一緒に順序を入れ替えることは可能です。

正しい計算(別解)
6−5+16−1
=1+16−1
=1−1+16
=16
※「+16」と「−1」の順序を入れ替える

「16-1」と「1-16」という入れ替えは間違いですが、「+16-1」と「-1+16」という式変形は正しい入れ替えです。

まとめ

計算の工夫をするために順序を入れ替えることがありますが、それが正しい入れ替えなのかどうかに注意しなければいけません。

暗算で計算しなければいけない場面で間違えてしまわないように、計算法則についてしっかり確認をしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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