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大人が意外と忘れている数学「(−4)+(−3)−(−9)」→秒で解ける?

  • 2024.6.14
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マイナスの数の計算は、正しい理解がないと間違えやすいものです。

「マイナスを足す」「マイナスを引く」とはどういうことなのかを理解しましょう。

問題に挑戦して、正しい理解ができているかを確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(−4)+(−3)−(−9)

マイナスの数の足し算・引き算の問題です。

プラス・マイナスを間違えないように注意しましょう。

解説

今回の問題の答えは「2」です。

計算式ではマイナスの数ばかりでしたが、答えはプラスになります。

途中の計算は次のようになります。

(−4)+(−3)−(−9)
=(−7)−(−9)
=(−7)+(+9)
=2

マイナスの数を含む計算

マイナスの数の足し算・引き算の説明は、さまざまな方法があります。

ここでは「数直線上を進む」ということをイメージしながら説明します。

まず、
プラスの数は、前に進む
マイナスの数は、後ろに戻る
と考えます。

例えば、+3は前に3進む、−2は後ろへ2戻る、というイメージです。

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次に足し算・引き算の演算は
+(足し算)は、そのままの向き
−(引き算)は、逆を向く
と考えましょう。

今回の問題で確認してみます。「(−4)+(−3)−(−9)」を前から順に計算しましょう。

(−4)+(−3)

この計算は「−4の位置から、そのままの向きでさらに3戻る」と考えることができます。

よって、結果は「−7」となります。

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(−7)−(−9)

次の計算は(−7)−(−9)です。

この計算は「−7の位置から、逆を向いてから、後ろに9戻る」と考えることができます。

よって、結果は「2」となります。

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「逆を向いてから、後ろに進む」というのは、「そのままの向きで前に進む」と同じ意味になります。

そのため、「負の数を引く」を「正の数を足す」と変換して計算することも可能です。

(−7)−(−9)
=(−7)+(+9)
=2

まとめ

「マイナスの数を引く」と「プラスの数を足す」が同じになるというのは、マイナスの数の計算では不可欠の考え方です。

マイナスの数の計算は、間違えてしまうことも多いので、「なぜ」という理由まで含めて考えると忘れないでしょう。

※当メディアでご紹介する数学関連の記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまで一例としてのご紹介に留まることをご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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