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大人が意外と間違える算数「(20÷4+2×2)÷3−2」→正しく計算できる?

  • 2024.6.8
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小学校で学習する四則演算。

一つひとつの計算は問題なくできても、様々な計算が混ざると間違えてしまうことがあります。

特に、普段は電卓を使っている方は戸惑うかもしれません。

今回は四つの計算が混ざった問題に挑戦し、計算法則を改めて確認してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(20÷4+2×2)÷3−2

ポイントは計算の順序です。どの順に計算するか注意をしましょう。

解説

今回の問題の答えは「1」です。

途中の計算式は次のようになります。

(20÷4+2×2)÷3−2
=(5+4)÷3−2
=9÷3−2
=3−2
=1

いくつか間違えやすい点があるので、順番に確認してみましょう。

まず、計算の順序は次のとおりです。

(1)カッコの中から計算
(2)掛け算・割り算を計算
(3)足し算・引き算を計算

今回の問題の場合、カッコがあるので、そこから計算していきます。

カッコの中だけを取り出すと「20÷4+2×2」です。

ここにも割り算・足し算・掛け算が含まれているので、割り算・掛け算を優先して計算します。

20÷4=5
2×2=4

よって、カッコ内の計算は
20÷4+2×2
=5+4
=9

これにより、元の式は「9÷3−2」となります。

割り算・引き算の計算なので、割り算が優先です。

したがって、
9÷3−2
=3−2
=1

カッコを含んだ計算は、カッコ内を優先して計算しなければいけません。

そして、カッコの中でも、改めて「掛け算・割り算」が優先ということを意識しましょう。

まとめ

現代ではPCや電卓で計算をしてしまうことが増えましたが、基本的な計算スキルは社会人にとって必須のものです。

小学校で誰もが習ったはずなので、もし忘れている場合はしっかりと復習しましょう! 

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


もう一問カッコを含む四則演算をどうぞ!

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