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「鳥肌たった」「テレビの作画じゃない」アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編、驚愕の最終回!アニメオリジナル演出がネットで話題

  • 2024.7.2
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無限城編への期待を残して、最終回を迎えたTVアニメ『鬼滅の刃「柱稽古編」』。炭治郎や善逸、伊之助を中心に柱や鬼殺隊隊士の特訓や交流を、アニメオリジナルを交えて魅力的に描いてきた。なんとも恐ろしいのが、アニメオリジナルの描写で鬼が近づいてくる様もしっかりと描いてきたことだ。

対比されることで際立つ鬼の恐怖

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(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

まず第1話で、不死川実弥と伊黒小芭内は鬼を追い詰めるさなか、無限に部屋が続く謎の空間に足を踏み入れることとなった。2人が繰り広げる迫力のあるアクションで描かれた謎の空間へと姿をくらます鬼との戦いは、アニメオリジナルのシーンだ。1話の冒頭から、鬼の不気味さが際立っている。

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(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

その後も、肆と書いた鬼の目玉が何度も登場する。その目玉を操っているのは琵琶を手にする女性の鬼。「刀鍛冶の里編」で倒された半天狗の後釜として、上弦の肆となった彼女は、静かに鬼殺隊の偵察をしている。その目的は、禰󠄀豆子の場所と産屋敷邸の場所を探すことだ。

鬼達は鬼殺隊の様子を伺いながらも、隊士を襲うことはない。鬼はいるはずなのになぜか襲ってこない、なんの事件も起こらないという不自然な静寂が「柱稽古編」には漂っている。

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一方で、炭治郎や柱達が繰り広げる厳しい鍛錬の様子、一般隊士たちとともに焼き魚やおにぎりを頬張る穏やかな生活描写が、各話で色鮮やかに描かれている。鬼殺隊の愛おしい日常と、静かに確実に近づく鬼の足音が対比されることで、恐怖がより際立っているのだ。

無限城編に繋がる戦いの始まり

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(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

第7話の最後には特別エンディングにて鬼舞辻無惨が静かに産屋敷の元へ足を運ぶシーンが描かれた。産屋敷と鬼舞辻の会話はどこか穏やかだ。心の中に抑えてきれないお互いへの憎しみがあるにも関わらず、逆に殺気のない冷静な会話には、鬼舞辻と産屋敷家の長年に渡る戦いの年月が感じられた。鬼殺隊たちの穏やかな日常と鬼たちの静寂の対比をわかりやすく示していたからこそ、二人が対面することに重みが増しているのだ。

最終回で、迫力満点に描かれた爆発シーン、珠世と悲鳴嶼の決死の攻撃により、無限城での戦いの幕が切って落とされた。SNSでは、「テレビの作画じゃない」「映画見てるみたいだった」「鳥肌立った」など、最終話のアニメーションに驚く声も。

最終回後には、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』を三部作として制作することが発表された。原作の迫力のあるアクションシーンと涙を誘うストーリーが、どのようなアニメーションになるのか楽しみに待ちたい。

「鬼滅の刃」柱稽古編
ABEMAにて毎週月曜夜0時より最新話を無料放送。
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
[番組URL]https://abema.tv/video/title/26-75
【(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable】



ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、施設取材、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。X(旧Twitter):@k_ar0202