退職の決意をしたとしても、上司に言い出しにくかったり引き留められてしまったりと、スムーズに進まないこともあります。そんなときに頼りになるのが、本人に代わって退職の意向を伝えてもらえる退職代行サービスです。
退職代行モームリ(@momuri0201)さんが、退職代行を禁止する企業についてX(旧Twitter)に投稿すると「正論!」「力入れるべき部分が違う」「うちの会社がそう」と注目を集めています。
退職代行を禁止しているとはどういうことなのでしょうか。
注目の投稿がこちら!
連日の退職代行の報道により
— 退職代行モームリ (@momuri0201) May 13, 2024
「就業規則で退職代行禁止」
「代行からの電話を拒否」
「うちは退職代行を認めない」
「本人以外は対応させない」
そういった会社も増えてきている実感がありますが、上記の場合には結局書面や退職届の郵送で退職は確定します。…
どうやら退職代行を使ってはいけないという会社が増えているようです。
そもそも、退職代行に依頼する人は会社に退職を伝えにくい理由があってのこと。そこには、会社の雰囲気や体制などが関係しているのではないでしょうか。そこを顧みずに禁止事項とするのでは何も解決しないような気がしますよね。
退職代行を禁止にする会社は…
退職代行モームリさんに、詳しくお伺いしました。
---こういった対応をする会社が増えたと感じたのは、いつ頃でしょうか。
「GW明けからそういった対応をされる企業が増えた感触があります」
---原因はどのようなところにあるのでしょうか。
「依頼数が増えたことも要因ですが、企業の管理者側も各種メディアによって退職代行を知り、それに対してなんとか抵抗しようと考える方が増えているかと思います」
---例のような会社への対応として、書面や退職届の郵送以外に御社として行われることはありますか?
「書面以外でもお問い合わせフォームへの送信、メール、FAXなど記録に残るものはたくさんあるので、そういった対応を行います」
---さまざまな方法で対応していただけるのですね。就業規則で禁止としている会社もあるようですが、就業規則と法律ではもちろん法律が優先されますよね?
「もちろん法律が優先されます。冷静に考えればわかることですが、もし就業規則が優先されてしまうと『当社では有給は使用させない』とか『給与を支払わない時がある』という内容でも可能となってしまいます」
多数の納得の声!
こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。
本当に力を入れるべき部分が違う…
辞めさせないよう、または辞める窓口を広げることが企業努力であるはずなのに意味わかりませんね。企業と従業員の溝は広がるばかりですが、その隙間を埋める産業が育っていることを確認できてよかったです
正論!むちゃくちゃ共感!染み渡ったぁ
そうなんですよ。普通に退職させてもらえないから最終手段として考えるもです。私も2月に退職意思を示したが、3ヶ月放置されている
このような対応対策をすればするほど、従業員は会社への信頼を損なってゆくのですがね、、、
我が社は退職代行禁止です。
これ掲げるような会社、そもそも人来なそう
退職代行モームリさんの指摘に納得の声が寄せられました。また、実際に退職を伝えても受け入れてもらえない人や勤めている会社で退職代行の利用を禁止されている人もいるようです。
従業員が退職を決意してからのことを考えるのではなく、退職しなくてもいいような環境作りに努めてもらいたいものですね。
取材協力:退職代行モームリ(@momuri0201)さん/(公式Webサイト)
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