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大人が意外と忘れている算数「56×48÷28」→秒で解ける?

  • 2024.5.27
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皆さんは、二桁の数の掛け算・割り算をどのように解いていますか?

大人になってスマホを使うようになると、手軽に電卓アプリに頼っていませんか?

しかし、一見すると計算が面倒くさそうな問題も、ある工夫をすると一気に解きやすくなります。

小学校で習った工夫の仕方を思い出して、暗算力を高めておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
56×48÷28

このままでは、暗算で解くのは難しそうですね。

重要なのは、「割り算の性質をどう利用するか」です。

解説

この問題の答えは「96」です。

暗算で解くためのポイントは、割り算の計算の仕方です。

まずは割り算の重要な性質について復習しておきましょう。

△÷○=△/○
ただし、○は0以外の数とする。

このように、割り算は分数で表すことができました。

分数は割り切れない数を表すイメージもありますが、大きな数を扱う際にも分数に表すことでメリットがあります。

それは「約分できる」ということです。

実際に計算してみましょう。

56×48÷28
=(56×48)/28

このように÷の前にいくつかの数字が掛けられている問題では、掛け算部分全てを一つの◯として扱います。

次に、約分できるところは約分してしまいましょう。

56×48÷28
=(56×48)/28
=(2×48)/1

56と28をそれぞれ2と1に約分しました。

分母が1の分数は分子だけが残るので、途中式を含めた計算結果は次のようになります。

56×48÷28
=(56×48)/28
=(2×48)/1
=96/1
=96

まとめ

割り算を分数にして約分することで、もとの数字が小さくなるので、計算ミスの可能性が減っています。この方法なら、暗算もできてしまいますね。この機会に暗算力を高めてみてはいかがでしょうか。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。  


文・編集(監修):うおうお

 数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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