1. トップ
  2. 大人が意外と解けない算数「12843+29682」→秒で解ける?

大人が意外と解けない算数「12843+29682」→秒で解ける?

  • 2024.6.2
undefined

桁の多い数同士を足し算するには、通常筆算で計算します。

しかし、「足し算をして、繰り上がりに注意して…」と、非常に面倒な計算を繰り返すことになります。

これをもう少し楽に計算する方法はないでしょうか。

今回は、そのような問題に挑戦してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
12843+29682

単純な足し算ですが、桁数が多くなっています。

解説

今回の問題の答えは「42525」です。

通常の筆算の計算で答えを求めることも可能ですが、ここでは「インド式計算法」を用いた解法を紹介します。

それは「二桁ずつ計算をする」という計算方法です。

慣れると、通常の筆算よりも早く答えを出すことができるはずです。

始めに、下二桁「43+82」を計算します。
43+82=125

undefined

次は、また二桁ずつ「28+96」の計算です。
28+96=124

答えを書く位置に注意が必要です。

undefined

そして、残った桁「1+2」です。
1+2=3

undefined

最後は、今計算した数をすべて合わせましょう。

undefined

したがって、答えは「42525」となります。

やっている計算は、通常の筆算とほぼ同じです。

しかし、二桁ずつ取り出すことで、計算の回数を減らすことができました。

計算が得意な方は、さらに三桁ずつ取り出して計算をするということも可能です。

計算式によって繰り上がりの有無が違うので、通常の計算方法とこのインド式計算法をうまく使い分けると良いでしょう。

まとめ

今回紹介したのは、「桁数の多い数の足し算」の計算方法です。

計算の回数が多くなると、それだけミスの可能性が大きくなるので、できるだけ少ない回数で計算ができる方がいいですね。

うまく活用してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連の記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまで一例としてのご紹介に留まることをご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


インド式計算法をもう一問!

大人が意外と解けない「18×16」→インド式計算法の解説記事
大人が意外と解けない「18×16」→インド式計算法の解説記事