大人が意外と間違える算数「5+5+5×5-5÷5」→秒で解ける？

皆さんは普段、電卓を使っていますか？

電卓は早いし楽なので、ついつい頼ってしまいますよね。

しかし、電卓にはうっかりミスにつながる落とし穴があります。

正しい解き方と間違いやすいポイントを、しっかり押さえておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
5+5+5×5-5÷5

一見、何の変哲もない計算問題ですが、電卓で計算する場合は注意が必要です。

注意するポイントを考えましょう。

答えは「34」です。

「14」と答えた人も多いのではないでしょうか。

この問題を正しく解くポイントは「計算順序」です。

+、−、×、÷が混ざった四則演算では、次の順序で計算することと決まっています。

(1)掛け算・割り算
(2)足し算・引き算

この問題では「5×5」と「5÷5」の掛け算・割り算を先に計算します。

その後に、足し算と引き算を計算していきます。

5+5+5×5−5÷5
＝5+5+25−1
＝10+25−1
＝35−1
＝34

電卓で計算する時の間違いやすいポイントは、計算順序のルールを忘れて左から順番に入力してしまうことです。

5+5+5×5−5÷5
＝10+5×5−5÷5
＝15×5−5÷5
＝75−5÷5
＝70÷5
＝14

計算の順序を間違うと、正解とかけ離れた数字になってしまいます。

電卓の意外な注意点が判明しましたね。

電卓でできないものこそ、自分で計算する必要があるので定期的に少し複雑な計算問題を解いて、復習しておきましょう！

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文・編集（監修）：うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

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