一つのことに集中しすぎて周りが見えなくなることはありませんか?焦りや不安な気持ちが強いと、そのことに集中しすぎて全体への注意力が散漫になることがあります。少しリラックスしている方が、視野を広く持てるのかもしれません。しかし、リラックスしすぎても注意力や集中力は低くなってしまいます。そこで今回は、あなたは“注意力の高い人か”を心理テストで探ってみましょう。
図形が何に見えますか?直感でお答えください。
1.桜餅
2.唇
3.ペンギンの顔
4.シャケの切り身
1.桜餅に見えた人は「注意力が高くない人」
図形が桜餅に見えた人は、注意力が高くない人かもしれません。いつも疲れていたり、眠たかったりして、物事に気持ちが入りきらないのではないでしょうか。メリハリをつけることが難しく、ボーっとすることが多いかもしれません。
図形が桜餅に見えたことは、抑うつ気味なところが表れています。気分が落ち込んで何もやる気が起きないレベルの抑うつではなく、意欲が湧きにくいのではないでしょうか。やらないといけないとわかっていても、行動に移すのが遅れ、注意力が散漫になっているのかもしれません。
誰しも本来は、感情の変動があったり、波があったりします。あなたは少しその変動や波が少ないのかもしれません。まずは自分の感情を言葉に出すことを意識してみてはいかがでしょうか。自分の感情を出すことを増やすと、物事に気持ちが入りやすくなるのではないでしょうか。
2.唇に見えた人は「やや注意力が高い人」
図形が唇に見えた人は、やや注意力が高い人かもしれません。普段から安定した気持ちやリラックスしていることが多く、ちょっとしたミスがあっても気にしないのではないでしょうか。穏やかでいることが、程よい集中力を維持できているのかもしれません。
図形が唇に見えたことは、心の穏やかさが表れています。人となりは穏やかで素晴らしいのですが、仕事や作業を一緒にするにはマイペースなところが目立つのではないでしょうか。自分が必要だと思うところは集中して取り組む一方で、周りにはあまり気を配れないかもしれません。
「自分は気がつけないから、遠慮なく言ってほしい」と、事前に周りへ話しておくとよいのではないでしょうか。あなたは集中力が高いので、気にすべきところがわかっていれば、今よりも注意力が上がるかもしれません。工夫をしながら、もっと周りに気を配れるようにできるとよいかもしれません。
3.ペンギンの顔に見えた人は「注意力が高い人」
図形がペンギンの顔に見えた人は、注意力が高い人かもしれません。気持ちが落ち着いていながらも、視野を広く持って全体を見渡す力があるのではないでしょうか。上手くいっているときでも失敗する可能性を考えているため、イレギュラーなことがあっても慌てず落ち着いて行動できるのかもしれません。
図形がペンギンに見えたことは、分析力の高さが表れています。物事だけでなく、自己分析もできることで、感情と行動を切り離して考えられるのではないでしょうか。感情に振り回されずに考えをまとめられることで、人よりも多くの物事を成し遂げることができるのかもしれません。
頭脳が明晰で一つ一つのことを遂行するスピードが速いため、頼られることが多いのではないでしょうか。周りをフォローすることも上手く、自分のキャパシティ内で周りを気にすることができるので、リーダーや人をまとめることに向いているのではないでしょうか。
4.シャケの切り身に見えた人は「あまり注意力が高くない人」
図形がシャケの切り身に見えた人は、あまり注意力が高くない人かもしれません。目の前のことに集中しすぎて、周りが見えなくなることが多いのではないでしょうか。緊張する気持ちも強く、想定外のことが起こるとパニックになったり固まってしまい、立ちすくむこともあるかもしれません。
図形がシャケの切り身に見えたことは、不安の強さが表れています。頑張ろうという気持ちの中、「失敗したらどうしよう」、「自分は変に思われていないか」などと心配しているのではないでしょうか。本来気にしなければならないことよりも、自分のことばかりを気にしてしまい、注意力が落ちているのかもしれません。
全部上手くやろうという気持ちが強すぎると、却ってミスを起こしやすくなるかもしれません。「失敗したら助けてもらおう」とか「なんとかなる」などと、気持ちをもう少し楽にすれば、今よりも落ち着けるのではないでしょうか。心に余裕を持って、視野を広げられるかもしれません。
ライター:Kazuki.W
臨床心理士、公認心理師として、みなさんの心の内側を紹介していきます。自分自身が気がついていない心の中を見ていきましょう!