こうすると決めたら、とことんまで突き詰めていく人のことをストイックな人と言います。ストイックな人は、その分だけ大きなことを成し遂げる力を持っているようですが、一方で何事もやりすぎてしまい、他の部分がどんどん疎かになるというマイナス面もあるようです。あなたはどのくらいストイックさを持っているのでしょうか。あなたの“ストイック度”を探ってみましょう。
図形が何に見えますか?直感でお答えください。
1.折れ線グラフ
2.星座
3.アルファベットの「N」
4.マチ針
1.折れ線グラフに見えた人は「ストイック度80%」
図形が折れ線グラフに見えた人は、ストイック度が80%とかなり高めかもしれません。あなたは相当にストイックな人なのではないでしょうか。こうすると決めたら、とことんまで突き詰めていこうとしがちで、他のことが目に入らなくなってしまいそうです。真っ直ぐすぎるところがあるのではないでしょうか。
このタイプの人は、向上心が強く、努力家な人でしょう。常に理想の自分を心の中に抱いており、そこへ向かうためにはどうしたらよいか、きちんと具体的に考えているのかもしれません。だからこそ、周りが夢物語だと鼻で笑うような夢を掲げていても、実際に叶えてしまったりするのではないでしょうか。
ただ、ストイックゆえに無理をしやすいところはありそうです。また、どうしても視野が狭くなりやすく、突き詰めすぎるうちに他の大事なことが手からこぼれ落ちているなんてこともあるのではないでしょうか。周りの声を聞き入れづらいところがあるかもしれませんが、時々周りの言葉も聞いて、少し立ち止まれるようになると、よりよいかもしれません。
2.星座に見えた人は「ストイック度20%」
図形が星座に見えた人は、ストイック度が20%とかなり低めかもしれません。あなたはストイックとは真逆な存在なのではないでしょうか。こうすると決めても、すぐに手を緩めてしまい、なかなか目標を達成することができないのではないでしょうか。「まあいいか」と諦めることが多そうです。
このタイプの人は、のんびり屋で楽天的な人でしょう。意思が弱く優柔不断なところがありそうです。だから、口では立派な目標をたくさん掲げるのですが、実際は何もしないまま忘れてしまっているのではないでしょうか。なかなか大業を成し遂げるなんてことは難しい人かもしれません。
だからこそ、無理はあまりしませんし、いつもどこか余裕を持った生き方をしていそうです。確かにストイックさに欠けるせいで、だらしなくなってしまう部分はあるのかもしれませんが、あなた自身はそれなりに楽しく生きられているのではないでしょうか。ただもう少しストイックさがあれば、今よりもステップアップしたあなたになることができるのかもしれません。
3.アルファベットの「N」に見えた人は「ストイック度40%」
図形がアルファベットの「N」に見えた人は、ストイック度が40%とやや低めかもしれません。あなたはそれほどストイックな人ではないようです。どちらかというとルーズであまり真剣に取り組みにくい人ですが、ごくたまにストイックさを発揮するような場面もあるのかもしれません。
このタイプの人は、基本的にはルーズで面倒くさがりなところがある人でしょう。ただ、プライドは高く負けず嫌いな一面を持っていそうです。だからこそ、あなたがストイックさを発揮するためには、適度なライバルがそばにいて、何か人生を左右するような局面に立っているという条件が必要なのかもしれません。
例えば、大学受験や就職などでは、ストイックさを発揮し、かなり努力して頑張ろうとするところがあるでしょう。優秀な友人がいると、その人に負けないように頑張りがちではないでしょうか。だから大きなことも成し遂げていたりもしますが、その後は一気に力が抜けて、ストイックさのかけらも見えなくなってしまいそうです。
4.マチ針に見えた人は「ストイック度60%」
図形がマチ針に見えた人は、ストイック度が60%とやや高めかもしれません。あなたは多少ストイックさを持ちつつも、ひとつのことにのめり込みすぎることなく、他の部分にも目を向けることができる人ではないでしょうか。ストイックな人が持つ、頑固さが多少柔らかになり、融通がきくようになった感じかもしれません。
このタイプの人は、基本的にはストイックで努力を好むところがある人でしょう。頑張っていなければならないという思いを持っていそうです。昔はもっとストイックなほうだったのではないでしょうか。それが経験を積むうちに、少し融通がきくようになり、視野も広がってきたのかもしれません。
やるなら、とことんやりたい人ではありますが、周りとの兼ね合いなども考慮するでしょうし、時と場合によって行動を変えることもできそうです。前よりもストイックではなくなった分だけ、大きなことは成し遂げられないかもしれませんが、その分無理をしすぎるということがなくなったのではないでしょうか。
ライター:aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか?自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします。