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「誰もいないんだけど…」マレーシアのお休み事情に波乱あり!?日本人が困惑したその理由とは

  • 2024.4.30

今回は、Chef_taka(41歳・飲食業)さんが体験した、海外での失敗エピソードをご紹介します。

マレーシアで中間管理職として働いているChef_takaさん。会社のスタッフには現地の方が多いそうです。それゆえに、日本と異なる“マレーシアあるある”に気をつける必要があるそうで…?

マレーシアのお休み事情

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出典:PIXTA

私はマレーシアで働いており、今では中間管理職のポジションにいます。基本的にスタッフは現地人が多いのですが、マレーシアはだいたいが週一回の休みかつ多人種多宗教なので、いろいろとイレギュラーな祝日が多いです。彼らは連休があるとその間、田舎に帰省することがよくあります。休み申請をして会社が承認すれば有給にすることも可能と、少し日本とも近い部分があったり…。

そんなある日、事件は起こりました。

スタッフがいつもの半分に…

私の会社はサービス業なので、休みはシフト制で有給申請は1か月前と決まっています。

いつものようにシフトの確認をしていると、その次の週の火曜日に宗教的に大切な祝日が入っていました。そうなると先に紹介したように、その宗派のローカル社員はほぼお休み。3連休にするために、月曜日と水曜日に有給申請をしているスタッフも多くいました。もちろん宗教上の理由ですから、上司・私・部下のローカルマネージャーとリーダーと話し合い、スタッフの希望はできる限り承認しました。

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出典:PIXTA

すると、必然的に次の週の月・火・水はかなりスタッフが少なくなり、通常の50パーセントしか出勤しないという状況に。ただ今までの経験上、宗教にかかわる祝日の際は、さほど忙しくならない予定だったので、日本人スタッフ全員とローカル上級管理者5人がいれば何とかなるだろうと思っていました。

さて、ここからがマレーシアあるあるです。

誰もいないんだけど…

問題の週、月曜日に出勤すると、「ん?なんだ?」思ったよりも人が少ない…。実はローカル上級管理者の5人中4人が体調不良で休みだったのです。マレーシアでは病欠は当たり前。その暗黙の了解を忘れていた私はもう、笑うしかありません。

もちろん、見事にその4人は病欠を理由に3連休を過ごし、木曜日に何事もなかったかのように出勤してきました。「普通の出来事だから…」と、もはや怒る気にもなりませんでした。

よ〜く覚えておきます!

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出典:PIXTA

ちゃんと出勤してきたローカルマネージャーは休んだスタッフにすっごい怒っていました。ただ…なんだかんだ彼も次の週、病欠を理由に4日間休んだのです。

「平等になってよかったなぁーっ」という気持ちになりましたが、「今後も田舎に帰省するためなら、勝手に休まれてしまうかも…。よく覚えておこう」と肝に銘じた出来事でした。



提供:Chef_taka(41歳・飲食業)さん

※記事内の画像はイメージです
※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※記事内の情報は体験者の渡航時および記事執筆時点の情報です