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「隣だけど、一緒にしないで!」永遠のライバル!?大阪と京都の違いを《大阪出身ライターが紹介します》

  • 2024.5.11
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出典:PIXTA

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

大阪で生まれ育ち20年以上、現在は東京で暮らしている筆者ですが、今でも関西地方へ訪れることがしばしばあります。一度、外へ出て生まれ育った地元を見てみると、住んでいた当時は気が付かなかったことがちらほら。

その1つが同じ関西であっても、隣県同士で実は全然違うところがたくさんあるという点です。今回はそんな筆者の地元である関西地方について、隣県だけど実は違う大阪と京都のおもしろい違いについて紹介したいと思います。

【大阪府民】とにかくおもしろいことが大好き

お笑いの聖地であり、とにかくおもしろいことが大好きな大阪府民。この大阪ならではマインドは、日常的なコミュニケーションの中でもよく見かけます。

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出典:PIXTA

例えば、あらゆる会話の中でオチが期待されていたり、会話の中でノリツッコミが登場することもしばしば。街中ではチェーン店のドラッグストアで1,000円のお会計に対して「お会計は1,000万円です」と小ボケを挟まれることもあります。また一見すると少し怖くて近寄りがたいようなイメージのある大阪府民ですが、人との距離感が近く、話してみると意外と優しい人が多いのも大阪府民ならではの特徴だと思います。

【京都府民】空気を読んでほしい…

そんな大阪府のお隣、京都府民は、言葉の裏に隠された意味をくみ取ってほしい県民性が特徴的ではないでしょうか。これは直接的な言い方を避ける方が上品だとする、京都府民ならではの考え方から由来する文化といえるでしょう。

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出典:PIXTA

例えば、子連れの親に対して「元気のええお子さんやなぁ。」という会話があった場合で考えてみます。言葉通りに受け取れば、なんてことのないコミュニケーションですが、京都府民に言わせると「親が責任をもって、静かにさせなさい。」といったニュアンスの意味が含まれているのです。

他県民からしてみると、うっかり「うちの子ども、うるさいくらいに元気なんですよ〜」なんてお返事をしてしまいそうですよね。一見すると柔和なイメージのある京都府民ですが、言葉の裏に隠された意味には要注意したほうがいいかもしれません。

隣県だけど、大阪と京都には違いがたくさん!

同じ関西地方の大阪と京都ですが、実は地域ごとに根付くノリや考え方、価値観など異なる点がたくさんあります。

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出典:PIXTA

話し方1つを取ってみても、はきはきとした発音と平坦なイントネーションが特徴的な大阪弁に対して、京都弁は優しい発音と独特なイントネーションが特徴の京都弁。また「来ない」という言葉について、京都弁では「きぃひん」、大阪弁では「けぇへん」、「しない」という言葉であれば、京都弁では「しぃひん」、大阪弁では「せぇへん」といったように母音が異なる点も違いの1つ。

エスカレーターの立ち位置が大阪と京都では逆だったりと、実はお隣同士であっても違いがたくさん。もしも今後大阪・京都へ訪れることがあれば、こうした違いにも目を向けて滞在を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです



ライター:けんちょ(Instagram/Webサイト
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数26カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。