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飛行機に『酔っ払った外国人』が搭乗 勝手に機内をうろつきはじめ…その後、CAが目撃した“異常な行動”とは?

  • 2025.4.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。元国際線CAのかくまるめぐみです。

「機内でセクハラなんて、本当にあるの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。けれど残念ながら、「YES」と言わざるをえません。

空の上という限られた空間でも、思いもよらないハラスメントに直面することがあるのです。

今回は、私が実際に国際線フライトで遭遇した、衝撃的なセクハラ行為のエピソードをご紹介します。

搭乗時からハイテンションな団体客......漂う不穏な空気

その日は、国際線の長距離路線に乗務していました。

ほぼ満席のお客様を機内へお迎えする中、10名ほどの外国籍のお客様がひときわハイテンションな様子で搭乗されてきたのです。

少し顔を赤くされ機嫌よく歌いながら搭乗する姿を見て、「ああ、既にお酒を飲まれているな」と理解しました。

お飲み物のサービス中も席を立って出歩いたり、カートに手を伸ばして勝手にお飲み物を取ってしまったり......。

このままでは無法地帯となり、他のお客様へのサービスにも支障をきたしてしまいます。

出歩くお客様には座席に戻ってシートベルトの着用を促し、お飲み物を勝手に取ろうとするお客様にはお待ちいただくようにお声がけをしました。

額に生理用品!?想像を超えた“悪ふざけ”の正体

お食事のサービスが始まり問題のお客様たちの順番に近づくと、目を疑うような光景が目に飛び込んできたのです。

なんと、グループの中の数名が、額に生理用ナプキンを貼り付けてこちらを見てニヤニヤしているではありませんか(まさにキョンシーのお札状態です...30代・40代以降の方であればお分かりいただけるでしょうか?)。

しかも、グループのお連れ様たちからはクスクスと笑い声が聞こえ、明らかに私たち客室乗務員の反応を面白がっています。

「なぜ、男性のお客様が生理用品を持っているの?」と疑問に思われるかもしれませんが、当時は機内トイレの棚に生理用品が備えられており、誰でも自由に使用できたのです。

きっと、例のお客様たちがトイレを使用された際に偶然見つけ、悪ふざけするために持ち出したのでしょう。

男性が額に生理用ナプキンを貼り付けている......その衝撃的かつ異常な光景に、頭の中は真っ白になり体が硬直してしまったほどです。

この状況を目にした周囲の女性のお客様たちも、眉をひそめ不快感を露わにされています。

一瞬、どう対応するべきか戸惑いましたが、ここで私が動揺したり恥ずかしがったりする態度を見せてしまうと、相手の思うツボです。

私は平静を装い、何食わぬ顔でサービスを続けるのに必死でした。

「お客様、それはセクハラです!」毅然としたプロの対応とは

その後、他の客室乗務員とも相談し、チーフパーサーに報告することに。

状況報告を受けたチーフパーサーは、すぐさまグループのもとへ向かいました。

そして、毅然とした態度で「生理用品を額に貼る行為は、セクハラに該当します」と、お客様にきっぱりと伝えたのです。

その瞬間、お客様たちも我に返ったようで、気まずそうに額から生理用ナプキンを外し「Sorry」と謝罪の言葉を発しました。

たとえ相手がお客様であっても、セクハラは許される行為ではありません。しかし、当時の私は、衝撃的な光景に平静を装うことだけで精一杯でした。

セクハラ行為をするお客様に対して「その場で『NO!』を伝えられなかった」という悔しさと反省が、今でも苦い思い出として心に残っています。

誰もが快適に過ごせる空の旅にするために

今回のケースは、お酒の影響と集団心理が引き起こした“軽率な悪ふざけ”だったのかもしれません。

とはいえ、生理用品を使って女性客室乗務員をからかい、その反応を面白がる行為は紛れもなくセクハラです。

近年、航空業界でもセクハラ行為に対する意識は高まっており、度を超えた行為については刑罰の対象となることもあります。

どんなに気心の知れた仲間と一緒の旅でも、TPO(時・場所・場合)をわきまえた行動が大切ですね。

この記事が、機内でのセクハラやマナーについて改めて考えるきっかけとなり、より快適で心地よい空の旅に繋がることを願っております。

それでは、素敵な空の旅を!


ライター:かくまるめぐみ
大学卒業後、日系航空会社に客室乗務員として入社。国際線をメインに乗務し、世界中を飛び回る。結婚を機に退職し、イタリアへ移住。現在も家族とともにイタリアに在住し、Webライターとして活動。客室乗務員の経験から培った「細やかな心配り」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。