【９２-８４÷４】→答えは「２」じゃないよ！＜大人が意外と間違える計算＞

暗算は、脳の活性化にも効果的であるということが分かっています。

小学校の算数で習う内容であっても、繰り返し取り組むことで脳の回転速度を上げることが可能です。

そこで今回は、小学校で習う内容を制限時間5秒の暗算で挑戦します。同時に計算法則のルールも確認してみましょう！

問題

次の計算をしなさい。
92-84÷4

ポイントは計算の順序です。答えが「2」になった方は間違いですよ。

どのような順序で計算をするのか気をつけましょう！

解説

今回の問題の答えは「71」です。

また、途中の計算式は次のようになります。

 

①掛け算・割り算
②足し算・引き算
の順で計算するのがルールです。

ルールを忘れて左から計算をしてしまうと、間違った答えになってしまいます。

今回の問題は、引き算と割り算を含んでいるので、まずは割り算から計算をしましょう。

つまり、「84÷4」の計算からです。計算に慣れている方は、すぐに暗算が可能かもしれません。

「2桁の割り算になると自信がない・・・」という方も、落ち着いて考えると簡単に計算ができます。

84を80と4に分けて、それぞれを割り算しましょう。そして、その答えを合わせると、84の割り算になっています。

 84÷4の割り算
・80÷4=20
・4÷4=1
→20+1=21
つまり、84÷4=21

このように考えると、暗算でも難しくないはずです。

さて、割り算の計算をすると、元の計算式は「92-21」となります。

この引き算は、繰り下がりもないので問題なく計算できるのではないでしょうか。

92-21=71となり、今回の問題の答えは「71」となります。

まとめ

2桁、3桁…と数字が大きくなると計算が大変そうに見えますが、計算の手順や考え方は同じです。

電卓やPCを使うのではなく、自分の頭を働かせて計算することで、脳を活性化させましょう！

 

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

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文・編集（監修）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」