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「セ・リーグの新人王を獲ると思う選手」ランキング!3位「佐々木俊輔」、2位「西舘勇陽」を抑えた1位は?【プロ野球ファン112人に聞いた】

  • 2024.4.18
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写真:SANEKI

2023年のドラフト会議において上位で指名された選手の顔ぶれを見ると、そのほとんどが大学生や社会人出身の選手でした。

時間をかけて若い選手を育成するよりも即戦力の獲得を優先し、早期にチームのレベルアップを図りたいという各球団の思惑が感じられるような結果でした。セ・リーグに限定するとその傾向は特に顕著で、2巡目までに指名された選手は全て大学生と社会人。即戦力としてどのような活躍を見せてくれるか非常に楽しみです。

また、今年はオープン戦で結果を出して開幕一軍を当確にしたルーキーが例年以上に多かったためため、新人王争いにも目が離せません。

そこで今回、TRILLスポーツでは全国のプロ野球ファン112人に「セ・リーグの新人王を獲ると思う選手は?というアンケートを実施。

上位3選手の結果を記事にまとめました。早速、ランクインした選手をご紹介します。

【第3位】佐々木俊輔(6票)

第3位には読売ジャイアンツのドラフト3位選手、佐々木俊輔選手がランクインしました。

帝京高校、東洋大学、日立製作所と名門の出身で、走攻守にバランスがとれた選手です。174cmと小柄ながら一昨年の日本選手権初戦でホームランを放ったパンチ力も評価され、ドラフト3位で入団しました。

開幕を前にしたオープン戦では打撃で首脳陣に猛アピール。打率.400、18安打、7打点と好成績を残しており、好不調の波が少なく、毎試合コンスタントにヒットを放っている点も魅力。追い込まれても長くボールを見て反対方向に運んだり、セフティバントを試みたりするなど左打者の利点を活かしたバッティングの上手さも光ります。

阿部慎之助新監督は「絶対的に必要な戦力だから」と開幕前にも一軍を明言。現在まで15試合中14試合に出場し、打率.268という成績。17日の試合で連続安打を5試合に伸ばしました。

新人外野手の開幕スタメンは1998年の高橋由伸選手以来25年間出ていませんでしたが、直近の試合では、2番ライトで起用されています。今後、ルーキーとしてチームにどう貢献できるか注目です。

社会人野球時代から、俊足・巧打で有名な選手であり、シングルヒットと思わせるあたりを快足を飛ばし二塁打にできる能力もある。(32歳・男性)
キャンプの段階でヘッドスピードが球界トップクラスであり、肩も強く足も速いため。将来トリプルスリーを狙えるポテンシャルを秘めているため。(35歳・男性)
オープン戦でアピールが続いており、開幕から一軍定着すれば新人王の可能性があります。(47歳・男性)

【第2位】西舘勇陽(13票)

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写真:SANEKI

佐々木選手と同じく読売ジャイアンツに所属する右腕・西舘勇陽(ゆうひ)投手が第2位となりました。

最速155kmの直球と独特のクイック投法で注目を集めるドラフト1位投手です。

花巻東高校時代は甲子園で結果を残せなかったものの、同校の先輩でもある菊池雄星投手や大谷翔平選手に次ぐ怪物候補と呼ばれるほどの逸材でした。中央大学では3年秋にベストナイン、4年秋のリーグ戦では8試合に登板し、計57回で60奪三振、防御率1.11の好成績をマークしています。

武器は何といっても常時セットポジションの「スーパー・クイック」。相手の打者や走者に間を与えないクイック投法はプロでも充分に通用しそうです。スライダー、チェンジアップ、ナックルなど、もともと変化球も豊富でしたが、大学の先輩にあたる阿部慎之助新監督からの直接指導で「高速フォーク」も習得。従来のフォークから握りを浅くしたことで、球速を10km近くもアップさせました。

大きな課題であった、試合終盤の"勝利の方程式"に割って入り、初登板から7試合連続無失点、7ホールド(4/13時点)を果たすなど、プロでもその実力を存分に発揮しています。

昨季は救援防御率がリーグワーストと苦しんだ中継ぎ陣の救世主となれるか…“7回の男”に注目です。

先発投手の5,6番手に入って、ローテーションに入ることができそうなので、勝ち星が付き、新人王も取れると思ったからです。(51歳・男性)
大谷翔平や菊池雄星と同じ花巻東高校出身で、先輩たちと同じく意識がとても高いし、レベルの高い東都リーグでもまれてきた実力は本物。(59歳・男性)
西舘投手はコントロールが良い事に加えて、フォークが鋭く落ちるため、プロの選手でもなかなか攻略は難しいと思うので新人王になると思います。(59歳・男性)
あのクイックがプロで通用すれば新人王は間違いないと思います。(42歳・女性)

【第1位】度会隆輝(66票)

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写真:SANEKI

全体の半分以上となる66票が集まり、第1位となったのは横浜DeNAベイスターズの度会(わたらい)隆輝選手です。

高い打撃技術を誇る即戦力外野手。父であり、ヤクルトで活躍した元プロ野球選手の度会博文氏を超える活躍が期待されます。

昨年のドラフト会議では3球団から1位指名を受け、抽選の結果、自身が入団を希望していた横浜DeNAベイスターズが交渉権を獲得。意中の球団に決まった瞬間、嬉し涙を流すシーンが印象的でした。

走・攻・守の三拍子揃った選手ですが、特にミート力に優れています。プロ入り前のENEOSでは、1年目からレギュラーの座を掴むと、2年目の都市対抗で打率.429、4本塁打を記録し、チームの9年ぶりの優勝に貢献。大会MVPの「橋戸賞」、新人王にあたる「若獅子賞」、印象的な打撃を残した打者にあたる「打撃賞」を同時受賞し、野手としては初の快挙となりました。

キャンプイン以降は好調を維持しており、オープン戦では持ち前のミート力が爆発します。15試合連続安打に打率4割超えと高パフォーマンスを見せている上に、盗塁も3つ決め、俊足ぶりをアピール。昨季の盗塁数はリーグワーストと機動力はチームの課題であるだけに、足でチームに貢献することも求められるでしょう。

開幕戦では早速、第1号本塁打を記録。現在まで15試合に出場し、打率.262、2本塁打、7打点とルーキーながら凄まじい胆力と才能を持ち合わせ、活躍の幅を広げています。

打席に入った際に、バットを持った右腕をマウンドの投手に向ける「歌舞伎打法」も貫禄充分。ヤクルトスワローズでユーティリティプレーヤーとして活躍した父・博文氏を超える「トリプルスリー」を目標に掲げています。

キャンプからアピールしてスイングも綺麗だしポテンシャルが高く、走攻守三拍子揃った選手なので。(29歳・女性)
社会人ナンバーワン野手でプロでも即戦力、走攻守全てにおいて新人離れしているので盗塁王や首位打者を目指して、ハッスルプレーを見せてほしい。(56歳・男性)
明るくまじめそうで、スター性がある。即戦力であり、バッティング能力が高いと思ったから。(32歳・女性)
社会人野球ENEOSから攻守にわたり、バランスがよい選手で、都市対抗でも受賞していた。DeNAに入団してから練習試合などでもすでに頭角をだしているため、新人王に期待がかかると思う。(29歳・女性)
ルーキーとは思えないほどスイングが鋭く厳しい球もカット出来る能力があり1年目からレギュラーを取り間違いなく新人王を獲れる逸材です。(34歳・男性)

4位以下の選手とコメント

常廣羽也斗(5票)

カープの先発投手陣の中に割り込んで、開幕からローテーション投手として活躍すると思います。特にシーズン当初は相手打線が慣れるまでに時間がかかると思うので、そこで勝ち星積み重ねて新人王を獲得すると思います。

岡留英貴(5票)

中継ぎという先発や野手に比べると目立たないポジションではありますが、サイドスローで150㎞を超えるのは魅力的です。昨シーズンは登板数は少ないモノの安定したピッチングを見せました。練習試合などを見ていると投手王国阪神で今年は勝利の方程式の一員として活躍しそうです。(40歳・男性)

椎葉剛(5票)

独立リーグからの指名で即戦力が期待されているし、最速159kmの直球でバンバン三振を取ってくれると期待できるからです。(33歳・男性)

門別啓人(5票)

ルーキーながらシーズン終盤で登場した投手で、オープン戦が始まっても高い評価を誇る才能の持ち主です。井川を彷彿とさせる直球に加えて、変化球の精度も高く三振を奪える技術に定評があります。村上投手のようにいきなり一軍で活躍が期待できます。(32歳・男性)

結果はこちら

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TRILL作成
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TRILL作成

横浜DeNAベイスターズのドライチ・度会隆輝選手が2位以下に大差をつけて勝利。父親の博文氏も元プロ野球選手だけに注目を浴びていますが、それ以上に彼自身の明るいキャラクターと独特の打撃フォーム、そして新人ながら物怖じしない強いメンタルゆえの「社会人No.1外野手」の評価に違わぬ活躍を1年目から期待したいですね。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:112

※記載している回答は原文ママ

※2024年4月17日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

アンケート集計:TRILLスポーツ

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