「あのときもう少し気をつけておけば」と、後悔することは、多かれ少なかれあるものです。後になり問題が大きくなってしまってから気づいても遅いです。でも先にわかっていれば、問題が大きくなってしまうことを、うまく回避できるかもしれません。あなたが“この先1年気をつけておくべきこと”は何か、探ってみましょう。
図形が何に見えますか?直感でお答えください。
1.はかり
2.一輪車
3.イヤリング
4.動物の鼻と口
1.はかりに見えた人は「自分の本心」
図形がはかりに見えた人は、この先1年自分の本心に気をつけておくべきかもしれません。あなた自身がそうしたかったわけではないのに、周りに合わせてしまったことで、大きな問題を抱えることになりそうです。あのとき、自分の本心に耳を傾けて、きちんと従っておけばよかったと後悔することになるのではないでしょうか。
このタイプの人は、空気を読みやすく周りに流されてしまう傾向が強い人でしょう。控え目ですし、自分の気持ちを抑えるということに、あまり抵抗がないかもしれません。そのため、それはやってはいけないのではないかと思うようなことも、みんながやっていれば一緒になってやってしまうところがあるのではないでしょうか。
周りに合わせてしまったとしても、行動すると決めたのはあなたです。だから、もし問題になった場合、責任を逃れることはできないでしょう。本心を抑えることもときには大切ですが、常に「自分はどう考えているのか」というところには目を向けておいた方がよいかもしれません。あまりにも本心とずれてしまうときには、周りに合わせず、ブレーキをかける勇気が必要かもしれません。
2.一輪車に見えた人は「周りの人の気持ち」
図形が一輪車に見えた人は、この先1年周りの人の気持ちに気をつけておくべきかもしれません。あなたはふとした瞬間、自分の気持ちのままに進んでしまい、周りの人の気持ちを無視してしまうことがあるかもしれません。そのせいで、大きな問題を抱えることになりそうです。あのとき、もう少し周りの気持ちに配慮していればと後悔することになるのではないでしょうか。
このタイプの人は、行動的でエネルギッシュな傾向が強い人でしょう。ゴーイングマイウェイな感じで、自分がこうしたい!と思えば、そのまま突っ走っていってしまうようなところがあるのではないでしょうか。猪突猛進的になっているときのあなたは、どうしても周りの人の気持ちに目が向きにくくなってしまいがちかもしれません。
やりたいことをやって生き生きしているあなたは、確かに魅力的でしょう。ただ、あなたがそうやって一人で突っ走ってしまうことで、我慢をしている人がいたり、寂しい気持ちになっている人がいるかもしれません。そうならないためには、常に周りの人の気持ちに目を向けるという意識を持ち続けておくことが大切でしょう。
3.イヤリングに見えた人は「自分の不安」
図形がイヤリングに見えた人は、この先1年自分の不安に気をつけておくべきかもしれません。あなたは周りの人の、あなたに対する言葉を気にしすぎてしまいがちなのではないでしょうか。ちょっとした指摘なども、重く受け止めてしまい、不安を募らせてしまい、それが対人関係の不和など大きな問題に発展するのではないでしょうか。
このタイプの人は、繊細で他者評価を気にしてしまう傾向の強い人でしょう。人と関わるときに、緊張してしまいやすく、人付き合いに疲れを感じやすいかもしれません。常に周りが自分のことをどう思っているのかを気にしており、あまり気持ちが休まらないのではないでしょうか。
この先1年、あなたはまずそういう不安を自分が感じてしまいやすいと意識することを大切にするとよいかもしれません。そうすることで、気にしすぎであると気づくことができるでしょう。不安を感じていることに気づいたら、視野を広くし、その言葉を言う相手の表情やそれまでの関係性などに目を向けるとよいかもしれません。
4.動物の鼻と口に見えた人は「自分の体調面の不調」
図形が動物の鼻と口に見えた人は、この先1年自分の体調面の不調に気をつけておくべきかもしれません。あなたは自分の体の調子よりも、自分の楽しさを優先してしまいがちなのではないでしょうか。そのせいで知らず知らずのうちに体に無理をさせてしまい、大きな問題を抱えることになりそうです。あのときもう少しセーブしておけばと後悔することになるのではないでしょうか。
このタイプの人は、お調子者でのめり込みやすい傾向の強い人でしょう。楽しいことが目の前にあると、他のことがどうでもよくなってしまい、のめり込んでしまいがちなのではないでしょうか。睡眠時間を削ったり、食事をテキトーに済ませるなど生活面に支障をきたすことが多そうです。
今はまだ不調を感じていないかもしれませんが、積もり積もって一気に不調を感じ始めるかもしれません。楽しいことを思い切り楽しむのは大切なことです。しかし、あなたはどうしてものめり込みすぎてしまいがちですので、そこを自分で気をつけておく必要があるのではないでしょうか。少し意識するだけでも、ブレーキをかけやすくなるかもしれません。
ライター:aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか?自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします。