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まさに異様。大阪出身のライターでさえ驚いた、大阪ならではの“尋常じゃない光景”とは?

  • 2024.3.31
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筆者撮影

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

独特の文化や粉もんグルメが充実し、関西の経済の中心都市とも言える“大阪”。観光やビジネスなど、さまざまな目的で多くの人が行き交う西日本屈指の大都市ですよね。そんな個性豊かな大阪には、いろいろなシンボルがあります。そのひとつが、熱狂的な阪神ファンの方々の存在です。

今回は、幸か不幸か“アレ”の時期にたまたま大阪を訪問した筆者が、大阪の地で遭遇した驚きの光景についてご紹介したいと思います。

大阪中が熱狂した、阪神タイガースの“アレ”

野球ファンの方ならもうお分かりかもしれませんね。ここでいう“アレ”というのは、簡単にいうと“優勝”のこと。この“アレ”という言葉は、10年ほど前に岡田監督がオリックス監督を務めていた時、交流戦で勝利が続く中、選手が意識しすぎないように“優勝”とは言わずに“アレ”という表現を使ったことからはじまっているのだそう。

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出典:PIXTA

そして昨年、阪神は2023年シーズンのチームスローガンを「アレ(A.R.E.)」に設定しました。「アレ(A.R.E.)」の“A”は、Aim(エイム)とし、目標を意味しているのだそう。個人として目標を定め取り組むことを落とし込んだとのこと。“R”はRespect(リスペクト)で、伝統球団らしくチームの先輩やOBを敬う気持ちを大切に、という意味が込められていると言われています。そして、“E”のEmpower(エンパワー)では、指揮官が求める個々のレベルアップの意味を込めたのだそうです。

この「アレ(A.R.E.)」をスローガンに掲げた2023年、見事、阪神タイガースの日本一で幕を下ろしました。リーグ優勝は18年振り、日本一にいたっては38年振りということもあり、大阪ひいては関西中が熱狂したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

そんな“アレ”の熱気が冷めない大阪・ミナミの地で、筆者はあまりに衝撃的な光景を目にしたのです。

尋常じゃない数の警察官が集結

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筆者撮影

滞在先のなんばのホテルへと歩いて向かっていた時のこと。御堂筋には大事件でも発生したのかというほど尋常じゃないほどの数の警察車両と警察官が集結していたのです。映画のワンシーンのような、まさに異様という言葉がぴったりな雰囲気でした。

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筆者撮影

道頓堀側へ歩いていくと、テンションの上がった阪神ファンの人たちが川へ飛び込まないよう、道頓堀橋の両側にずらりと並ぶ警察官の姿が…。あまりの厳戒態勢に思わず笑ってしまうような光景が広がっていたのです。

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筆者撮影

さらに商店街の方へと歩いて行くと、大合唱をする阪神ファンの姿がありました。実はこの時の時刻は深夜1時前。この日は平日の水曜であるうえ、とうの昔に終電は終わっています。それでもまだ興奮が冷めないのか、数千人規模の阪神ファンの人たちが、深夜の大阪の街で大歓声を送っていたのです。「明日の仕事は大丈夫なのか...」と、思わず心配になってしまうほどでした。

これには大阪出身の筆者も流石にびっくり。大阪人ならではのオープンなマインドや、ノリの良さをひしひしと感じた一方で「地元の球団の優勝にここまで盛り上がれるのか…」と感心してしまった出来事でした。

独特のノリと文化を持つ大阪の街を楽しんで!

今回筆者は大阪滞在と“アレ”の日がたまたま重なったことで大熱狂の大阪を目の当たりにしました。実際にこの目で見てみると、その熱量は凄まじいものです。

今回のように、数十年振りの出来事に遭遇することは稀かもしれません。それでも独特のノリや文化は大阪ならではの魅力のひとつではないでしょうか。ぜひ大阪を訪れる際にはお祭り騒ぎが大好きなノリや、独特の文化を楽しんでみてくださいね!

 

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージが含まれます



ライター:けんちょ(Instagram / Webサイト
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数26カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。