「代表作になるのでは」「優勝」強烈すぎなリアクション “サレ妻”演じる美人女優に絶賛の声【金曜ナイトドラマ】

テレビ朝日系で放送されている恋愛サスペンス、金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』は、毎週金曜よる11時15分から放送されている。主演は松本まりかで、彼女が演じるのは、恋と人生にふりまわされる主人公・海野真夏だ。共演には、時計メーカー“TOWANI”の社長で夫婦関係に秘密をかかえる空知時夢役の安田顕、その妻で嫉妬心におそわれる未来役の高橋メアリージュン、真夏を執着的に追いかける日熊元也役の白濱亜嵐、そして物語の根幹をゆさぶる真夏の母・海野三子役の水野美紀が名をつらねる。圧倒的な演技とスリルある脚本が交錯しており、SNSでも「中毒性あるよね」「次回予告だけでも面白い」と言った異例の感想などあらゆる反響で溢れていた。

禁断の愛が燃え上がる夜としのびよる影

8月29日（金）に放送された第6話は、真夏と時夢の関係が一気に進む大きな転換点となった。舞台は山奥の秘密の工房。そこはふたりにとってつかの間の逃避行の場であり、外の世界から切りはなされた空間だった。おさえきれない想いを抱えたふたりは、ついに深く結ばれる。禁断の愛がついに一線をこえ、物語は激情の渦へと進んでいく。

だが、真夏を執拗に追い続ける元也が、ひそかに工房へ入りこみ、ふたりの様子を記録していたのだ。その映像は、時夢の妻である未来の元へ……。元也と未来は、裏で手を組んでいたのだ。映像をみた未来は大きなショックから、“死者の日”をイメージした白塗りメイクをしている。

未来の行動や言動にSNSでは、「メアリージュンの実力を見た」「メアリーが優勝」「高橋メアリージュンさんの 代表作になるのでは」など、高橋メアリージュンさんに絶賛の声が届き、毎週大きな盛り上がりを見せている。

母の声がつげるタイムリープの代償

物語をさらに深めたのは、真夏の夢にあらわれる母・三子（水野美紀）の存在だ。三子はただの亡き母ではない。真夏にむかって、タイムリープという力には決して見のがせない代償があると警告をする。これまで三度のやり直しをくり返してきた真夏に、その代償がせまっていることをほのめかす場面は、第6話の大きな見せ場だった。

水野美紀が演じる三子は、現実と幻想のあいだをただようような特別な存在感を放っていた。やさしさと冷たさをあわせ持つ視線やことばは、真夏を突き動かす“母としての愛”であると同時に、“さけられない宿命”を背負わせる重みでもある。初回放送から登場していた三子だが、回を重ねるごとにインパクトのある行動をしており、前回放送の第5話では、愛を語りながらボーリングをしていた。

今回は、真夏とタイムリープできる形見である時計の取り合いになり、ソファに突き飛ばされ激しく乱れた髪をかき分けながら起き上がってくるなど、思わず笑ってしまう描写が続いている。SNSでも、三子の登場に「はじけてきた」「ふっ飛ぶ、そして回転」「寸劇みたいになってるな」と言った声が上がっていた。

嫉妬がみちびく共闘、愛憎の連鎖

第6話では、未来と元也が手を組むシーンも話題を呼んでいた。夫・時夢への激しい執着と、真夏への強い嫉妬が極点に達した未来は、土下座をして元也に手を組むことを申し出る。そして極め付けは、「一緒に地獄を歩もう」とささやく。愛を守りたいがゆえに差し出したその言葉は、恐怖と悲しみをまじえた圧巻の場面だった。かつては夫婦として未来を共に歩んできたふたりの関係が、いまや愛憎と破壊へと進む姿は、視聴者に戦慄をあたえるほどの迫力だ。

元也と未来、ふたりの共闘は異質でありながらも必然だった。奪われた者どうしが手を組むという構図は、このドラマならではの“奪い愛”のテーマを象徴していた。SNSでも「ぶっ飛んでいるのだけれど、絶妙にリアリティ」「こんな面白い土下座シーン初めてみた」「秒土下座」と興奮気味の声が聞こえている。

松本まりかと安田顕の濃密な演技にくわえ、水野美紀の圧倒的な存在感が、物語の奥行きを大きく広げていた。さらに、未来と日熊が結託する展開は、これまでの三角関係をさらに複雑でスリリングな四つ巴へと押し上げている。

愛を奪い合う人びとの姿はけっして美しいものではない。だが、その醜さや執着こそが、この作品の魅力であり、視聴者をひきつける源泉である。第6話は、まさにその本質をつきつけ、次回への期待をいやがうえにも高める内容だった。クライマックスに近づく第7話以降も見逃せない。

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テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』
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ライター：朝倉 結（あさくら ゆい）
主にドラマや映画に関する記事を執筆。お気に入りの作品は何度も繰り返し視聴し、その魅力を深掘りするのが好きです。

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