「何に見える？」あなたは“過去にとらわれているか”がわかる心理テスト

別れや失敗、あるいは輝かしい栄光を手にした経験といった過去の大きな出来事は、今の自分を形成する材料の一つになっているでしょう。ですが、その割合が大き過ぎると、“過去にとらわれている”状態になってしまいます。あなたは過去にとらわれているか、心理テストで探ってみましょう。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.月

2.笑う口

3.バナナ

4.ハンモック

図形が月に見えた人は、過去にとらわれているのではないでしょうか。過去のことを頻繁に想起し、いまだに解消出来ていない気持ちがあるのかもしれません。すでに何年も過ぎているのに、あなたはまだそこに立ち止まったままになっていそうです。

このタイプの人は、思慮深く色々なことを深く考える癖がありそうです。少々ネガティブなところもあるため、どうしても辛いことを想起してしまいがちでしょう。過去は、時間が経つにつれて主観が大半を占めていくので、事実とずれてきてしまいます。

あなたのとらわれている過去を他人と共有してみると、ずいぶん思っていたことと違うことに気がつくでしょう。あなたが生きている今もいつかは過去になります。辛い過去の記憶を想起しなくて済むくらい素敵な今を過ごすことに注力した方が未来のあなたのためになるのではないでしょうか。

図形が笑う口に見えた人は、過去にとらわれてはいないのではないでしょうか。過去に色々あったとしても、それは過去のこととして、今をいかによく生きるかを考えることが出来ているのではないでしょうか。きちんと、過去は過去と区別することが出来ていそうです。

このタイプの人は、感情を抑えずに素直に出す力のある人でしょう。言いたいことがあれば、言い方を考えながら、きちんと相手に伝えようとするのではないでしょうか。そのため、その場で気持ちを解消出来てしまうことが多いのでしょう。

また色々な角度から物事を考える力がありますので、心に残ってしまった過去の傷も、自分の中で少しずつ整理することが出来ているのかもしれません。過去よりも今をしっかりと見据えて、いかに楽しく生きるのかを考えることが出来ている人でしょう。

図形がバナナに見えた人は、やや過去にとらわれているのではないでしょうか。どちらかというと過去のよい時にとらわれている傾向があるでしょう。あの頃はよかった、あの頃に戻りたいと思うことが多いのではないでしょうか。

このタイプの人は、自分の経験にないことへの不安感が強い傾向にありそうです。やったことがないことや食べたことがないものへの抵抗感が強いかもしれません。そのため、自分のわからない未来よりも知っている過去に気持ちが向きやすいのではないでしょうか。

過去はあなたの目を通すと美化されやすく、事実とは少しずれていることが多いでしょう。楽しかった過去も大切ですが、あなたが生きている今もいずれ過去になっていく時間です。ぜひ大切にして、素敵な過去になるよう生きてみてはいかがでしょうか。

図形がハンモックに見えた人は、あまり過去にとらわれていないのではないでしょうか。過去にとらわれそうになることもありますが、自分で抜け出そうとする努力が出来ていそうです。おそらくあなた自身が「今を大切にしよう」という意識を持って生きているのでしょう。

このタイプの人は、自分自身をちゃんと見ている人でしょう。そのため、自分が過去にとらわれてウジウジしている時や、あの頃はよかったと回想している時に、自分で気がつくことが出来ているのではないでしょうか。

過去を羨む時は、おそらくあなた自身が今あまりよくない時間を過ごしていますし、過去を辛く思う時は、同じようなことが起こっているのかもしれません。そういう気づきによって、今を大切にしようと考える方向へ進めているのではないでしょうか。

ライター：aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか？自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします！