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大人が意外と悩む算数「784÷5の答えは?」→なるほど!な解き方があります!

  • 2024.2.6
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計算が得意な人は、なにも処理能力が高いだけではありません。

いかに簡単に計算をするのか、「計算の工夫」を多く知っているからこそ、正確な計算が可能になるのです。

今回ご紹介する「計算の工夫」は、日常生活でも比較的よく使う計算です。

問題

次の計算をしなさい。
784÷5

この計算は割り切れないので、答えは小数になります。暗算でできなくもないですが、計算ミスが心配ですね。

簡単に計算する方法はないでしょうか。

 

さて、今回の問題の答えは「156.8」です。

解説

今回のポイントは「5で割る」という計算を言い換えることです。同じ結果になる別の計算をすればよいのです。

それは「2倍して10で割る」ということです。

「5で割る」と、計算結果はもちろん1/5になります。「2倍して10で割る」というのも同じく1/5になりますね。

「10で割る」という計算はとても簡単です。小数点をひとつ動かせば良いだけです。

そして、5で割る計算よりも「2倍する計算」の方が多くの方にとって楽に計算ができるはずです。

では、今回の問題を計算してみましょう。

784÷5
=784×2÷10
=1568÷10
=156.8

いかがでしょうか。慣れてくると暗算でもできるようになるはずです。

 

似たような計算の工夫として「5を掛ける」というのを「2で割って10倍する」というものがあります。

例えば、428×5をやってみましょう。普通に「×5」の計算をすると、繰り上がりがあり、桁も少し大きくなりますね。

428×5
=428÷2×10
=214×10
=2140

これも「5を掛ける」という計算よりも「2で割る」方が楽にできますね。

まとめ

この計算の工夫は、日常生活でも活用できるので、ぜひ使ってみてください。

このような工夫の仕方を少し知っているだけで、正確に、そして早く計算することができます!

 

※解き方は複数ある場合がございます


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」