暦の中には縁起が悪いとされている日がありますよね。一般的に縁起が悪いとされる暦のひとつに「三隣亡」がありますが、三隣亡は本当に縁起の悪い日なのでしょうか?ここでは三隣亡がどんな日なのか、避けたほうがいいのかについて、紹介します。
三隣亡ってどんな日?
みなさんは「三隣亡」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは十二支の組み合わせから導き出される暦のひとつで、言葉をそのまま読み解くと、「隣三軒に及ぶほどの災い」といった意味になります。他人の家にまで及ぶ凶の日なので、特に引越しや建築関係などで気にされることが多いです。
三隣亡にやってはいけないこと
引越し
三隣亡について、よくいわれるのは引越しを避けるべき日だということ。引越し先のご近所様にも迷惑をかけかねない凶日とされていますから、この暦を気にする人が少なくないのは当然ですね。最近ではあまり注目されることは減ってきているかもしれませんが、隣に誰かが移ってきた時に、暦を気にする人がいることを忘れず、引越し日を決められるといいかもしれません。
家を建てる
引越しの他にも、建築全般に関わることは避けられがちです。たとえば三隣亡に地鎮祭や棟上げ式などをすると、火の難に遭いやすいなどといわれることもあります。家や会社をつくる決断を下す日としては、あまりふさわしくないので、気になる方は避けた方がいいでしょう。
結婚する
三隣亡は家に関わる凶日ですから、結婚についてもよくない影響があるといわれることがあります。実際に家を建てる場合でなくても、関連してイメージされやすい「家庭を築く」のにもふさわしくない日とされています。結婚式や入籍の日が三隣亡に当たらないか、気にする人もいるという点は覚えておいたほうがいいでしょう。
三隣亡は気にする必要があるか?
実は迷信の三隣亡
いろいろな説があるのですが、実は三隣亡が縁起の悪い日だとされるようになったのは、そう古いことではありません。少なくとも江戸時代には、むしろ縁起のいい日とされていたという記録さえあります。つまり、三隣亡は比較的新しくできた迷信なのです。そういう意味では、あまり気にする必要はないのかもしれません。
迷信ではありますが…
三隣亡は迷信と言われていますが、災いがあるかもしれないと、信じている人がいるのも確かです。もしも引越し先のご近所様が、暦を気にする人だった場合は、きっとあまりいい気がしませんよね。これからのご近所付き合いにも影響が出る可能性があるため、できれば気にしておいたほうが吉でしょう。
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監修・著者:恋愛占い師 レイナ(Instagram)
「もっと輝ける毎日へ」をモットーに、恋愛占い師として活動。
西洋占星術・タロットカード・オラクルカードを用いた占いで女性を中心に支持を集め、フォロワー数は2.8万人、鑑定数は5000を超える。