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「不倫といえば彼女」「女王だよね」体を張った“ドロドロ”を演じる美人女優、“斬新な修羅場”が大きな話題に…!

  • 2025.8.15

テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』第3話が8月8日(金)に放送された。本作は、愛情と嫉妬、そして狂気が渦巻くラブサスペンスである。主演の松本まりかが演じる海野真夏は、不倫の過去に揺れながら時計メーカー「TOWANI」に転職し、新たな人生に踏み出す。一転、彼女の前に現れるのは、既婚者でありながら真夏の元恋人と瓜二つの顔を持つ社長・空知時夢(安田顕)。彼の妻・空知未来(高橋メアリージュン)や、その妹・山上花火(森香澄)、真夏に片想いする元部下・日熊元也(白濱亜嵐)、さらにPR部長・菅勇気(石井正則)らが入り乱れ、常に火花が散る緊張感あふれるストーリーが展開される。

脚本は、“ドロキュン劇場”の巨匠・鈴木おさむが手掛け、演出は樹下直美らが担当。愛と計略が複雑に絡み合う人間ドラマが展開し、視聴者は甘美な恋の胸キュンだけでなく、裏切りや駆け引きの狂気も味わうことになる。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

廃校プールで始まる“本音の接近”

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『奪い愛、真夏』第3話より(C)テレビ朝日

第3話の最も衝撃的な場面は、真夏と時夢が廃校となったプールで対峙し、衣服を濡らしながら感情を露わにする情熱的なキスを交わすシーンである。長らく抑えてきた互いへの想いが一気に開放され、恋人同士のような距離感へと急速に変化。視聴者は心臓が高鳴る一瞬のカタルシスを体感し、物語全体の緊張感と期待感が一気に高まった。

今までのドラマにはなかったこの描写にSNSでは、「どういう気持ちで見たらいいのかわからない」「楽しすぎる」「絶対、見ちゃうよね」と注目が集まっている。

このシーンが置かれた“廃校プール”という非日常空間は、「終わった場所」での再出発という象徴性を帯び、水しぶきや濡れた衣服、差し込む光が視覚的な強さをもたらしていた。そしてその背景には“静かな狂気”が漂い、ドラマにおける“闇”と“炎”の両側面を際立たせている。

恋情の背後にある“駆け引きと覚悟”

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『奪い愛、真夏』第3話より(C)テレビ朝日

俳優の演技にも強い光が当たっていた。松本まりかは、濡れながらも内に秘めた強さと激情をたたえた真夏そのもののまなざしを見せる。ドロドロ不倫を描くこの作品を演じる松本に、SNSでは、「不倫ドラマの女王だよね」「不倫といえば彼女」「体張ってる女優」といった声が聞こえていた。一方、安田顕は“大人の余裕”の奥に潜む不安や葛藤をにじませ、二人の心のぶつかり合いに深い厚みを与えている。

また、舞台装置としての“廃校プール”は、光と水しぶき、陰影を活用した監督の演出とカメラワークによって単なる背景を超え、感情の触媒として機能していることも見逃せない描写だ。

第3話は「静」と「動」が密接に交錯し、廃校プールでのキスはまさしく恋愛ドラマの頂点を打つ衝撃シーンであった。しかし、これで終わりではなく、むしろ“本当の物語”はここから始まるという強いメッセージが構成から伝わる。甘美でありながら危うい香りをはらんだ真夏と時夢の関係には、視聴者に新たな問いと期待を投げかける力がある。

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『奪い愛、真夏』第3話より(C)テレビ朝日

そして、その一部始終を見ていたのは、時夢の妻である未来だ。なんと同じプールの中にいたという。急に現れた彼女に、思わず時夢が叫ぶ場面で幕を閉じた。SNSでは、「最高に恐ろしいサレ妻」「エンジンかかって面白くなりそう」「予測不能な修羅場」と放送終了後も大盛り上がりだ。

水中で交わされた“約束”が今後どのように展開し、火種となるのか。第4話以降の動きが熱望される、まさに物語の転機となる回である。


テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』毎週金曜よる11時15分
TVerで見逃し配信中
https://tver.jp/episodes/ep3tprvoz2

ライター:朝倉 結(あさくら ゆい)
主にドラマや映画に関する記事を執筆。お気に入りの作品は何度も繰り返し視聴し、その魅力を深掘りするのが好きです。