「潔い」 という漢字を見たことはありますか?
日本語には、感情や行動の美しさを表現する独特な言葉があります。
「潔い」という言葉もその一つで、特定の心情や行動の純粋さ、清らかさを表すのに適した美しい言葉です。意外なことに小学5年生で習う漢字なんですよ。
今回は「潔い」の読み方や意味をご紹介します。
「潔い」の読み方
「潔」は、「清潔」「潔白」などに使われている漢字です。
これらの意味から「潔い」はなんと読むのか考えてみましょう。
ヒントは「〇〇〇〇い」です。
読み方はわかりましたか?
正解は「いさぎよい」です!
「潔い」の意味
「潔い」を辞書で調べてみると、下記の通りです。
1 事物・風景などが清らかである。汚れがない。
2 思い切りがよい。未練がましくない。また、さっぱりとしていて小気味がよい。
3 道に反するところがない。潔白である。
出典:goo辞書
「潔い」という言葉は、物理的な清潔さだけでなく、精神的な清らかさや決断力の強さ、
道徳的な正しさを表現する際に使われます。
清らかで汚れがない
物事や風景が清らかで、汚れがない状態を指します。
例「朝日が昇ると、山々に囲まれた湖は潔く輝いた」
思い切りが良い、未練がない
何かを決断する際に迷いや未練がなく、スッキリとした態度を示すことを言います。
例「彼は潔く会社を辞め、新しいキャリアを追求する決意を固めた」
道に反するところがない、潔白である
道徳的に正しく、非難の余地がない状態を表します。
例「疑惑に満ちた状況の中、彼は潔い態度を保ち続け、最終的には自らの潔白を証明した」
また「潔しとしない」という慣用句もあり、
これは自分が関わることに関して、自身の信念から許すことができないという意味です。
例「食べものを残すことを潔しとしない」
「潔い」の対義語
「潔い」の反対の意味をもつ言葉をご紹介します。
未練がましい:決断や行動に迷いがあり、諦めが悪いこと。
例「未練がましく過去を振り返る彼の姿は、潔い決断を下した彼女とは対照的だった」
まとめ
いかがでしたか?
「潔い」の読み方は「いさぎよい」でした!
この言葉は、日本語の美しさを感じさせる表現であり、特に心情や行動の純粋さを強調する際に使えます。