1. トップ
  2. 大人が意外と間違える算数「10+10÷10+10×10–10の答えは?」→「110」は不正解です!

大人が意外と間違える算数「10+10÷10+10×10–10の答えは?」→「110」は不正解です!

  • 2024.1.5
undefined

算数や数学の基本的な計算は、日常生活で頻繁に遭遇するものです。

しかし、電卓やスマホの計算機能に頼ることが多い現代では、基本的な計算ルールを見落としやすくなっています。

今回の記事では、一見簡単に見える計算問題を通じて、四則計算の基本ルールを再確認します。

この機会に、電卓に頼らずに頭を使って計算する楽しさを再発見しましょう!

問題

次の計算をしなさい。
10+10÷10+10×10–10

この計算式は、四則計算の基本ルールを理解しているかを試すのに最適です。

計算の順序に注意して解いていきましょう。

「110」は不正解です!

答えはわかりましたか?

 

答えは「101」です!

解説

それでは、なぜ「101」になるのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

四則計算のルールに従うと、かけ算とわり算は、たし算や引き算よりも先に計算する必要があります。

この問題では、まず10÷10と10×10を計算します。

10÷10=1
10×10=100

次に、これらの結果を元の式に代入しましょう。

10+1+100–10

これを計算すると、

10+1=11
11+100=111
111–10=101

したがって、正しい答えは「101」です。

今回の計算をひとつにまとめると、次のようになります。
10+10÷10+10×10–10
=10+1+100-10
=11+100-10
=111-10
=101

また、古い電卓などは正しい順序で計算してくれません。

スマホの電卓などは、自動で正しい順序で計算してくれますが、
一部の電卓は前から順に計算してしまうことがあります。

そのため、計算の順序を正しく打ち込まないと、答えが変わってしまうことがあるのです。

まとめ

この記事を通して、基本的な四則計算のルールの重要性を再認識することができました。

現代では電卓やスマホなどで簡単に計算できますが、それに頼り切ると、基本的な計算能力が鈍る恐れがあります。

電卓の使用は便利ですが、時には手放して、自分の頭で計算を行うことが重要です。

算数や数学の基礎をしっかりと理解し、それを日々の生活に応用することは、思考力や問題解決能力を高めるのに役立ちます。


文・監修:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。