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大人が意外とわからない「4を4個使って“10”を作れ」《頭の体操クイズ》

  • 2023.12.24
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「4つの4」という計算ゲームをご存知でしょうか。フォーフォーズ(Four fours)とも呼ばれています。

これは、4を4つと「+」「-」「×」「÷」「()」を組み合わせて、式を作るゲームです。

単純ですが、正確な計算力とひらめきが必要になります。

今回は、そのような問題に挑戦してみましょう。

問題

4つの4を組み合わせて、答えが10になる式を作りなさい。
(+、-、×、÷、()を使ってもよい)

この問題を解くには「ひらめき」が必要です。

 

答えは、この解説の最後でご紹介します!

解説

今回の問題は「答えが10になる式を作りなさい」という問題ですが、実は4つの4を組み合わせると、1〜10までの数が答えとなるような式をそれぞれ作ることが可能です。

0や1を作るのは簡単にできそうですね。

4+4ー4ー4 =0
4÷4+4ー4 =1

これらは、前から順に計算するだけです。

しかし、×÷や+-を組み合わせた計算式は、計算の順序に注意しなければいけません。

4÷4+4÷4 =2

この場合は、わり算の計算が優先されます。

(4+4+4)÷4 =3
4+(4ー4)×4 =4

たし算を先に計算したい場合はカッコが必要になります。まずカッコ内のたし算・ひき算をし、その後にわり算です。カッコがないと、計算結果が変わります。

(4+4×4)÷4 =5

カッコ内から計算をしていきますが、カッコ内がさらにたし算とかけ算になっています。

もちろんかけ算から順に計算していきましょう。

ここまで来ると、6〜9が答えとなる式も作れるはずです。

(4+4)÷4+4 =6
4+4ー4÷4 =7
4×4ー4ー4 =8
4+4+4÷4 =9

さて、今回の問題では「答えが10になる式」を作らなければいけないのですが、いちばん難しいのがこの場合です。

問題文をもう一度確認すると「4つの4を組み合わせて、答えが10になる式を作りなさい」です。

0〜9までの式を作れた方は、計算の順序については問題ないでしょう。ポイントは「4つの4の組み合わせ方」です。

 

答えは次の計算式です!

(44ー4)÷4 =10

「44」という数字を作るというのが「ひらめき」のポイントでした!

まとめ

この「4つの4」という計算ゲームは、小学生が計算の順序を学習したときによく用いられるものです。

単純に計算をするのではなく、計算式を作ることで、計算規則が効果的に覚えることが可能です。

ひらめきが必要になるため、大人の人がやっても脳トレになりますね!


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」